ウサギを目覚めさせろ!越谷の無限のポテンシャルに賭ける
現実は本当にネガティブなのか?
各地でまちづくりという言葉をよく耳にするようになりました。
ただ、その中でタイトルとして目にするのが、人口減少、高齢化、担い手不足、自主財源不足、など聞こえてくるのはネガティブキーワードばかりです。各地のまちづくりのベースが地域課題解決を目的としている事がわかります。
ポジティブな変革!地域の課題を力に変える
我が越谷市の人口は34万人をキープ、緩やかには高齢化していますが、市内には29校の小学校と15校の中学校が存在し、まちには子どもたちの声が響いています。ベッドタウンとして東京を支えている裏方の様に位置付けされてきましたが、コロナ禍を経て日中でも生産年齢世代が地元で過ごす時間も増えています。人、人材というキーワードでは危機感を感じる事はありません。
また税収は年間約1000億円で推移しています。経営概念のない会社として考えた場合、義務的経費が増加しているとはいえ、安定収入が1000億円もあるだけ恵まれているといえます。
自分は行政運営も経営だと捉えていますので、越谷市は経営資源の3要素と言われる「ヒト・モノ・カネ」のうち少なくとも「ヒト」と「カネ」は何とか確保出来ていると思っています。
越谷の豊かさを活かした、新しいまちづくりのビジョン
唯一「モノ」つまり資源が乏しいとされる越谷市ですが、これは単純に
資源がある事に気がついていないか、活かされていないだけ
だと思っています。
今の越谷市は全国各地の多くの自治体に比べ、非常に恵まれた環境下にあり、豊かな社会を築く土壌が整っています。童話で有名なウサギとカメで例えるなら、現在の越谷市は道中で寝ているウサギです。このまま寝ていると危機感に溢れ、努力をし続けている周辺地域に追いつき追い越され、吸収合併されるか、自治体消滅という結末すら見えてきます。
実際にそうなっている地域があるのです。
自分は、この都市間レースを沿道から眺めていましたが、少々我慢が出来なくなってきました。
寝ているウサギを叩き起こし、一緒にぶっちぎりのゴールを目指す事にしたのです。
それは危機感からではなく、限りなく可能性のある地元のポテンシャルに掛けた期待感と、これからも越谷市にお世話になる家族の幸せを願って動かされたものです。