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そういえばBFC2
BFC2の記事の記事のリンクが流れてきてつい読み返しちゃった。阿瀬みちも佐々木倫の名前で出してたんですよね。実はね。
去年はまさか出場がかなうとは思ってなくて戦略とかもなにもなく「うるせー!これがわたしの生きる道よ!!!」みたいなテンションで書きなぐって出した。通ると思ってなかった。落ちると信じていた。ソースはこの日記だ
でもなんか出れた。えっ
人生何が起こるかわからないわね。不思議。没作「犬」もよろしくね
解説するね。
しおちゃんにはモデルがいます。祖母です。
私は幼少期をほとんど祖母と暮らしました。作中のしおちゃんはリアリストを通り越して守銭奴のような様子ですが、実際の祖母はあんまりお金お金とは言いません。曾祖父が戦争で足を失って、祖母の家はずっと貧しかったようです。「お金がなくても幸せ」という呪文への抵抗として、作中のしおちゃんはわかりやすく嫌な感じになっています。「お母さん」のモデルはどうなんでしょうね。私の母も浮世離れしているので母かもしれませんね。母は没落した田舎の地主の孫でした。
フェミニズムを強く意識した作品になっています。主人公りのの母親は性的な魅力を自覚し利用することのできる「女」であり、母親としての役割をしおりに押しつけて平然としていられるしたたかさがあります。
一方のしおりは性的な魅力からは遠ざけられている代わりに「女性らしさ」として求められる役割には素直に応えているようです。まるで美しくないことへの罪滅ぼしのように、しおりは与えられた役割を従順にこなします。
主人公はふたりの背中を見ながら性的役割に依存しない人生を誓いますが、芸術は彼女の人生を救ってくれるのでしょうか。エンパワメントと称して夢や希望を搾取される魔法少女にあこがれたかつての少女たちのようですね。
意識したのはこの歌です。ジプシーのように自由に(自由に? 白人が見たジプシーの自由とは?)生きられたらいいのに、今夜だけは。魔法というのはRubby shoes ドロシーが手に入れた魔法の靴のこと。かかとを鳴らすとどこへでも連れて行ってくれる。魔法。わたしたちがいまだかって手にしたことのない自由のこと。
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