地方公立高校生の海外大受験レポ③出願編


面接

私は三校から面接を受けました。UCやvideoportfolioの提出を求める学校に多く出願したので少ないですが、リベカレになるともっと多い印象があります。ほとんどが日本に住んでいるまたは住んでいた卒業生で、zoomで20分くらいのカジュアルな会話という感じでした。大体一校につきユニークな問が一つはあるという感じでしたが、準備が少し必要だなと思ったのは
「友達は自分のことをどう表現するか」「お金が1億円(量は様々)あるなら何に使うか」「日本から離れることで一番困るのはどんなことか」などです。ALTの先生などに一度練習をしてもらうといいと思います。そんなつもりはなかったのですが、君は謙虚すぎると言われたことがあるので思いっきり自分の良さを伝える気でいるといいと思います。質問の後には逆質問があり、こちらは審査には直接影響しない、自分から大学について質問できる時間です。私は夏休みに何をしているか、研究や留学の機会、入学生へのアドバイスなどを聞いていました。お勧めするのは、その学校にユニークなユーモア的なものを探し出して(その学校で有名な遊びや物など)最後にそれについて聞いてみることです。これは好評でした。
アドバイス編にも面接のtipsを載せているのでそちらも参考にしてみてください。

earlyの話

私はearly actionでUniversity of Michiganを受験しました。でも結局保留(postponed)になってしまいました。落とされる人は少ない一方で、EAやEDはほとんどが保留になります。earlyを受けるか否かという話ですが、個人的には志望校第二位くらいを出すべきかなと思います。基本的にessayは時間をかければかけるほどよくなります。私の場合は取り掛かるのが遅めで進行がゆっくりだったのでearlyの時とregularの時ではessayの方向性も何もかも全然違いました。自分でまだ固まっていないなと感じる場合は一回きりのチャンスを無駄にしないためにも出す学校について考えた方がいいと思います。Safetyのearly actionは出せるだけ出すべきです。一番きつい時に結果が出るので精神安定剤になります。体感ではリベラルアーツとかだとEAで奨学金も高くなり、交渉の余地もあります。


videoの話

optionalですが学生に課しているのはBrown, Chicago, Washington Universityとかでしょうか。私は正直凡庸なビデオになってしまったので、日頃から写真や動画を撮りためておくべきだと思います。私は伝えたいことを十分に伝える素材が足りなかったです。楽器も弾けない、ラップや作曲もできない私は日本らしさを前面に押し出すのが限界でした。大体ほぼ全ての出願が一月前半に終わったのでその後に取り組み始めましたが、brownは「出願した日から」一週間以内ととうにすぎた日をさしていてビビり散らかした経験があるのでこれも早めに取り組んだ方がいいです。使ったのはiMovieです。操作に最後まで慣れなかったので使い慣れているappがあるならそっちを使った方がいいと思います。


why essay書き方

ほとんどの大学で必要なwhy essayは100wordsからdocument2ページまでと長さはいろいろです。もちろん内容は学校や個人で異なりますが、基本的に取り入れる要素はあまり変わりません。
・自分が将来やりたいこと
・興味のある授業や研究室
・興味のある教授
これらをcampus visitをしたならその経験や先輩の話、読んだ論文の話などに絡めて綴ります。

使える語録としては
I am already looking forward to marching through the ⚪️⚪️Arch.
(大学のモチーフになっている有名な門をくぐるのを楽しみにしています)
I was captivated by the spirit of (university): ~
などでしょうか。ネットにいくらでも転がっている他人のwhy essayを読んでみるのも効果的だと思います。
応募者の内容が被りがちなところなので、文章のうまさが要になってきます。ラブレターとはよく言ったものですが相手を知る時間も大事なのでessay執筆に慣れてきた頃に取り組み始めるといいと思います。


essayを書く上で気をつけたこと

・とにかく具体的に
・admission officerが知らなそうなこと(e.g.日本の史実、文化)はちゃんと説明を入れる、イタリックにする
・文のバリエーションを増やす
・まず問への答えを簡潔に自分の中で決め、軸がぶれないようにする
・metapherは無理して入れなくてもいいが入れると知的な印象に
・心がうごく場面は短い文で協調
・2年以上前のエピソードは避ける
・数年分の出来事を書くのではなくある瞬間に絞る
・出来事の陳述のみだと淡白な印象に、感情描写をメインにする
・会話文は多くてもいけない
・topic(論題)はとにかく読み込み、まっすぐ答えられているかを意識する
・一文目のつかみが大事
・伝えたい自分の個性ははっきり言葉にするのではなく描写を通して醸し出す
・両親の離婚や家族の病気などのトピックは審査官も読み飽きている
・行き詰まったらなぜ?を5回
大部分が私が周りの人から言われたことですが、essayが論題に正しく答えられているかどうかということは特にほとんどの人が意外とできていないと思います。essayはapplicationの中でも特に自分のことを自由に伝えられる重要な部分です。いろんな人に意見をもらいながら推敲を重ね何回も書き直すことが大事だと思います。あるessayはバージョン26まで行きました。自信作です。

peer recommendation

私が知っている範囲ではDartmouthからしか課せられていないpeer recommendationです。optionalですが個人的には出した方がいいと思います。これは友達から書いてもらうケースが多いとは思いますが、私は弟から書いてもらいました。私の将来の夢はある病気をなくしその治療法を世界中にひろげることですがその患者でありきっかけとなったのが弟だからです。そのようなきっかけや夢は本来why essayに書くべきですが、Dartmouthのwhy essayではその部分が文字数の関係上書ききれなかったと感じたのでここで補足することにしました。peer recommendationは大体episode baseです。自分のいいところが現れているような印象深いエピソードがいくつかある相手に早めに頼むべきだと思います。ちなみにDartmouthの場合common appからでなくportalから提出なので注意です。

私が気をつけたこと

総じて私が気をつけたことはapplicationの全ての内容が組み合わさることで私という存在が完結して伝わるようにそれぞれの書類を全体で見ながらデザインすることです。もちろん例えば研究やロボットなど自分の興味を出願書類全てで全面に押し出して、それでadmission officerを惹きつけるという方法もありだと思います。でも、例えば私は自分の属するコミュニティをよくする力も研究や将来の夢を追いかける一途さも伝えたかったんですよ笑。だから一つのessayでは前者が伝わるようなものを書いて、他のessayでは後者の方、というように意識していました。でも自分の軸で、一番伝えたいところである人との繋がりを大切にするという部分は全ての書類に一貫させるというか、application全てで醸し出せるような構成にしました。他人からの推薦状も然りです。私というパズルを構成するようにそれぞれのapplicationの書類を考え、揃えました。


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