#1 触覚化
タルパに触ったり、温感を感じたりするための訓練です。
1.訓練レポ
こちらは約2週間ほど集中して訓練を行いました。
わたしは元々気功訓練をしたりしなかったりしていたので、ゼロからのスタートという訳ではなく、ある程度気功の感覚は掴んでいました。
とはいえ、久々の気功訓練だったので、最初はうまく感じにくかったです。
まほー工房さんの『タオマスター』のトレーニングが、気功の感覚を掴むのに大変役に立ちました。
ゼロから気功にチャレンジされる方も、こちらのトレーニングをききながらやると良いかもしれません。丁寧に気功や気感を教えてくれます。
わたしが行った訓練内容は以下の通りです。
気のボール(開合功)
腕周天や小周天
片手で気のボール
気の剣をつくる
第3の腕(手)をつくる
タルパに触る
気のボール、腕周天、小周天は以前にもやったこともあり、簡単にできました。
片手で気のボールを作る訓練は、両手で挟むように触って弾力感を感じることができないため難しかったです。
気の剣も、気の形を変えても目に見えないため、本当にできているのか実感がわきにくく難しかったです。
第3の腕は、感覚をつかむまでが難しいですが、集中して一旦できてしまえばそこまで難しくはなかったです。
第3の腕の感覚を掴めると、第3の腕でイメージ上のテクスチャーに触れるようになる(厳密にいえば、「触るイメージができるようになる」)ので、そのようにタルパのテクスチャーもイメージして触りました。
タルパに触れたら(触るイメージが明確にできたら)触覚化成功です。
2.やり方
自分なりの訓練やり方を備忘録として残します。
あくまで自分なりのやり方ですので、万人への教えになるかは不明です。一例としてご参考ください。
開合功(気のボール)
超有名な気功訓練なのでやり方をググるとめっちゃ出てくるから、別にここを参考にしてもしなくてもいいと思います。
やりたいようにやりましょうね。
深呼吸するなどしてリラックスする。
立っても座ってもよい。両手を向かい合わせにして、ボールを抱えるようにして出す。
この時イマジナリーボールはどんな大きさでもいいよ。私は直径約15〜20cmほどの大きさからスタートがやりやすいよ。吐く息で手の中のボールを小さくし、吸う息で大きくするイメージ。実際に手を動かしても良い。
小さく凝縮していくとき、気のボールが水飴みたいにしっかりねっとりしていくイメージ。やりながら掌の表面の感覚に集中する。ピリピリ感や温感を感じる。だんだん手を近づけた時に反発感や弾力感も感じる。
完成。
できた気のボールは、最後は自分の丹田(おへその下らへんのおなか)にギュッと押し込むようにしまうといいとされてるけど、私はタルパに食べさせたりしてるよ。
片手気のボール
深呼吸するなどしてリラックスする。立っても座っても寝転がっても良い。
片手の掌を上に向け、掌にボールを乗せてるイメージでふんわり自然に指を曲げる。
この時イマジナリーボールはやっぱりどんな大きさでもいいよ。
テニスボールや野球ボールなど、実際の片手で持ちやすいボールとゆかりがあってイメージしやすい人はそれをイメージしたらやりやすいと思う。
私はスポーツと全くゆかりがないインドア人間なので、片手で持てるほどの適当なゴムボールをイメージしてるよ。
別にボールに限らず、エアハムスターが乗ってるのをイメージしやすい人はハムスター、螺旋丸がイメージしやすい人は螺旋丸でもいいと思うよ。吐く息で手の中のボールを小さくし、吸う息で大きくするイメージ。
小さく凝縮していくとき、気のボールが水飴みたいにしっかりねっとりしていくイメージ。やりながら掌の表面の感覚に集中する。ピリピリ感や温感を感じる。
両手でモチモチと反発感の確認ができない分、できてるか不安になるけど、とにかくピリピリ感や温感に集中する。完成。
できたなと思ったら、最後、片手で作った気のボールを両手で持ったり、片手ずつで作った気のボールをおにぎりのように合わせるなどして、弾力感や温感を確認したりしている。
これも最終的にはタルパのおやつになる。
ちなみに人によって右手が作りやすい・左手が作りやすいがあるみたい。
気の剣
深呼吸するなどしてリラックスする。立っても座っても寝転がっても良い。
どちらの手でやるか決めたら、やる方の右手をじゃんけんの「チョキ」の形にする。そして人差し指と中指をピタッとくっつける。
わかりやすく例えると、やりたいことはジャジャン拳の「チー」です。攻撃は別にしないけど。吸う息で指に気が集まり、吐く息で指の先まで伸びていくイメージ。
息を吸う時は大量の温かな光が集まるイメージ。
息を吐いて伸ばすと同時に気の剣がしっかりとツルツルに固まっていくイメージ。
どのくらい気を伸ばすかは、イメージしやすい長さで大丈夫です。ちなみに私はいつも15cmほど伸ばすイメージでやっています。やりながら指の感覚に集中する。ピリピリ感や温感を感じる。
指だけでなく、「指の先」まで伸びていることをイメージして集中する。段々と指の先にも、何か感覚を感じるようになる。感じるような気がする…レベルでも大丈夫。できたと思われたら、気の剣を作ってない方の掌に、気の剣をペシペシと叩きつけてみる。気の剣を近づけた時にピリピリ感や温感を感じたら成功してます。
また、気の剣で反対の手や腕などを切ったり貫通させたりしてみる。切られた方の体は別に痛くはないけど、何か少し衝撃を感じる。切った時に「気の剣」側で感じた感覚が「エーテルダブル」の感覚らしいです。
多分これも人によって右手が作りやすい・左手が作りやすいがあると思う。
ちなみに気の剣をどうイメージするかについては、まほー工房さんの『ブレード』のレッスンが参考になりました。(こちらは実際に気の剣を作るカリキュラムではありませんが)
第3の腕(エーテルダブル)
わたしが知っている限り、2通りのやり方があるみたい。
レンカ氏によるとマジックハンド式の方が簡単だということだけど、私はマスターハンド式の方がやりやすかった。これもやりやすい方で良いと思う。
【予備知識】
ここでいう「エーテル体」とは、気のボールで作ったボールや、気の剣で作った剣と同じものだよ。つまり「気」のことだよ。
エーテル体は肉体に重なるように・覆うように存在していると考えてね。
①マジックハンド式
どちらの腕でやるか決めたら、脱力してリラックス。立っても座っても寝転がっても良い。
ここでは右腕でやることにする。深呼吸を繰り返し、吐く息と一緒に右腕のエーテル体が自分の体から剥がれて、ふわふわと浮いていくようなイメージ。
この時、肩の付け根から剥がすのか、それとも肘から剥がすのか、ちゃんと決めてイメージした方が良さげ。私は肘から先を剥がすイメージでやった。ある程度イメージできたら、自分のリアル左手を第三の手で触ってみる。リアル右手は動かさない。このとき「本当に両手をあわせたらどんな感じか」「右手が左手に触ってるとき、どんな感触になるか」などをイメージする。自分のリアル左手にピリピリ感や温感などを感じたら成功してると思う。
第三の腕で色んなものを触っていく(触るイメージをしていく)。
といっても、何も考えないで触っても(触るイメージをしても)、実際に触れた時と同じように触感がわかるわけではない。ので、触ったものはどんな触感か、硬いのか柔らかいのか、熱いのか冷たいのか、湿ってるのか乾いてるのか、などを一つ一つ丁寧にイメージしながら触っていく。触れたものの触感を思い出しながら触っていくとも言える。毛布なら柔らかくてふわふわで手を滑らせると気持ちいいとか、ガラスなら硬くて冷たくて触った手が張り付くとか。
第三の腕で触ってる間、自分のリアル右手はずっとピリピリ感+グッタリ感があった。
②マスターハンド式
どちらの腕でやるか決める。
別にリラックスしなくてもわたしはいけるけど、リラックスできるならした方がいいと思う。
立っても座っても寝転がっても良い。私は通勤中に行っているので歩きながらしている。
ここでは右腕でやることにする。何に触るイメージをするか決める。
触ったものはどんな触感か、硬いのか柔らかいのか、熱いのか冷たいのか、湿ってるのか乾いてるのか、などを一つ一つ丁寧にイメージしていく。5〜10分ほど、歩きながら目についたものを片っぱしから触るイメージをどんどん続けていると、だんだん自分のリアル右手がピリピリしてきて、「第三の腕」ができてくる。
【第3の腕のコツ】
「触る」というより、「触るイメージを丁寧にする」といった方が適切かもしれません。
あなたの目の前にスマホがあるとします。
実際の手では触らずに、スマホに「利き手の人差し指で」触れるイメージをしてみましょう。
画面はつるつるですか?
もし画面にヒビが入っている人は、そのヒビのところの触覚はどうでしょうか?
そのままタップやスワイプをするイメージをしてください。人差し指を画面に強く押し付けた時のイメージはどうでしょうか。画面はほのかに温かいですか?それとも冷たいですか?
人差し指にかかる感覚、触れたときの感覚のイメージはつかめましたか?
次は実際にリアル人差し指で触ってみましょう。先ほどのイメージと差はありましたか?
差があった場合は、イメージをアップデートして、もう一度イマジナリー人差し指でスマホに触ってみましょう。
これを目に付いたものに片っ端からやっていくとだんだんと感覚が掴めると思います。
タルパに触る(触覚化)
ある程度第3の腕で「目の前にある物を触るイメージ」ができるようになったら、「イメージの物を触るイメージ」ができるようになってくると思います。
そこでタルパをイメージで(第3の腕で)触っていきます。
いきなりタルパは難しい場合は、スマホやみかんやペンなど、「よく手で触れる物」からイメージしてみると良いかもしれません。
これまで第3の腕の訓練をしているとわかってくるかもしれませんが、第3の腕で触るイメージをする時は、「実際に触った時の感覚を『思い出している』」のに近いです。
ですので、猫や犬のタルパさん等、実際に触れることのできる「参照」があれば、ぜひ猫カフェに行くなり実家の犬を撫でるなりして触れるイメージをパワーアップすると良いと思います。
ドラゴン等非実在の存在がガワのタルパさんの場合は、爬虫類等、自分がしっくりくる触覚を色々探して参照イメージを持ってくると良いと思います。
ちなみにうちのドラゴンタルパはヘビとリクガメとイグアナの感覚のミックスです。羽のところは高級ビニール傘です。足の爪は鳥です。
また、こぐまのタルパは、リアル熊毛(ゴワゴワ)ではなく、テディベア毛(フワフワ)を参照としています。
3.訓練を終えて
触覚化訓練をする前より、確実に「触覚化」に対する感覚・意識が掴めるようになりました。
今ではアクティブな触覚化(タルパに触る感覚)は7割くらいの確率で成功します。
成功しない、調子悪い日もあります。
パッシブな触覚化(タルパから触られる感覚)は、アクティブなものより感じるのがまだ難しいです。
集中すればわかったり、ふとした時に気感(ピリピリした感覚や温感)を感じることがたまにあります。
これは以前にも時たま感じることがありましたが、訓練前より「あ!今触られてる!」という感覚が強くなりました。
また、上にも書きましたが、触覚化は自分が過去に触れたことのあるものの感覚を丁寧に思い出してイメージしているのに近いです。
そのため、色々な物に触る・触られる経験は大切だと思いました。
その後も細々と気功訓練をしたりしなかったりしています。
今後も無理なく続けていきたいです。