
今年を振り返って
この記事は「積読チャンネル非公式 Advent Calendar 2024」の17日目の記事です🎄🎁
担当はna03です🎅
昨日はるなさんの「『百年の孤独』をみんなで読んだ話」、明日の担当はなずな(salar)さんです。
積読サロン内でアドベントカレンダー企画が持ち上がった際に、気軽に記事を書くと宣言したことを後悔しています。
小学生のころから作文は苦手で、読書感想文も結局提出せずに有耶無耶にしてすませた(すませてもらった?)記憶が一度とならずあります。
現職でも文章を書く機会は少なく、定型文を箇条書きにして記録する程度です。
そんなこんなで稚拙なのですが、
書きます!!
うおおおおおおおおおおお!!!!!!!!
自己紹介
na03と申します。えぬえーぜろさんと読みます。今回僕も初めて読み方を知りました。
長いあいだ無趣味で、職場以外のコミュニティには属さず職場と自室の往復を繰り返す生活を送っていました。
youtubeとお酒を友達にいつも通り過ごしていたのですが、ある日ふと(最近お酒飲む量多いな、そしていつも体調不良だ、、)と感じました。
そうしてまずは趣味を持とうと読書を始めました。昨年末~今年初頭のことでした。
その後、いくつか既存のコミュニティにも所属したのですがしっくりこず、転々として、現在は積読サロンに定住しております。
読書のコミュニティに限定して居場所を求めていたわけではないのですが、結果的に積読サロンに落ち着いています。
そんな読書家一年生です。
何卒、宜しくお願いいたします。
今年読んでよかった本
元々飽き性でもある僕が一年間読書を続けることができた要因の一つとして、幸運にも良い本に出合えたことがあげられます。
この記事ではその本についてちょろりと書きます。
その島のひとたちは、ひとの話をきかない 精神科医、「自殺希少地域」を行く
森川すいめい
青土社
精神科医である森川すいめい先生が、
統計的に自殺率の低い地域をたずねて
その町の人々と関わり
自殺を予防する因子を探す 本です。
フィールドワークの舞台は徳島県旧海部町、青森県風間浦村、青森県旧平舘村、広島県下蒲刈島、東京都神津島 の5つの地域。
気候も文化も異なる5つの地域で、寺の掃除をしている老人と世間話をしたり、「特別支援学級反対」と考える人が多いことを聞いたり、悪口や陰口を聞いたり、運転手さんとの会話でバスがゆっくり動いている理由に気付いたり、認知症なのだなと思う老人が自然と町を歩いている光景を目にしたり、
そうした数多くの体験を通じて、
生きやすさとは何なのか、どのようなときに生きやすさを感じるのか、そしてどのようにすれば生きやすい関係性を築くことができるのか
森川先生の中で考えが定まっていく過程が穏やかに書かれています。
きっと生きやすさを追い求めるその過程と温かさが僕にハマったんだと思います。
ちなみにこの本はとても読みやすいです。中学生でも読めるんじゃないかな。忙しい方も要点をかいつまみやすい構成になっています。
結論だけを読みたい方は最後の章だけを読んでほしい。最後の章にすべてまとめた。
それまでの章は、気付いていく過程を書いている。その根拠も書いている。過程や根拠は、結論をより説明し理解しやすくするものになっていると思う。
目次は、レジュメとしての意味合いをもたせた。レジュメの中に私が旅を通して気付いた生きやすくなるヒントを全部書いた。
気軽に読めて普遍的、安心感のある本なのでどなたにもおすすめできます。
ちょっとだけ紹介 ゆるゆる積読サロンライフ
最近はもっぱらゆるゆる積読サロンライフを過ごしているのですが、この本で描かれている町の特徴のいくつかは積読サロンにも見受けられるように思うので、少しだけ書いてみます。
疎で多
人間関係は、疎で多。緊密だと人間関係は少なくなる
旧海部町を歩き、私はふと、そういう雰囲気を思い出していた。あいさつをすると、あいさつが返ってくる。それだけで話が弾むことはないが、少しこちらから会話を続けようとすると、少し続く。それはとても自然で、コミュニケーションに慣れていることを感じる。
積読サロンで書き込みが多いのは #みんなの独り言 や 気軽に共有スレ ですが、気軽に書き込んで周囲の人が気軽にリアクションを押す、気になる投稿にメンションすると少しやり取りが続く。その様子がまさに疎で多だなぁと感じます。
また、より深く語りたい場合には〇〇な本の話にスレッドを立てて話すこともできる。
サーバーのチャンネル構成からこうしたコミュニケーションの様式になっていると思うのですが、土台に緩やかなつながりがあり、密につながりたいときにはその場もある。
良いコミュニケーションの場だなぁと思います。
助け合いではなく「助けっぱなし、助けられっぱなし」
助け合っているのとは少し違う。助けてくれたから恩を返す、その繰り返しというのとは少し違う。誰かが誰かを助けてくれて、それゆえにまた誰かは誰かを助ける。めぐりめぐって自分も助かっている。
積読サロンで誰かが相談すると、みんなが寄りあって本を紹介したりアイデアを話す、そんな光景を何度となく目にします。
人の心のうちはわかりませんが、○○さんだからリアクションしようだとか、この前お世話になったから今回こそは、といった動機の人はいないような気がしています。
気楽に助けている。みんな助けっぱなし。結果として助け合っている。
積読サロンはそんな関係でつながっている気がしています。
本当は3つくらい紹介出来たらよかったんですが、僕が文章書くスピード遅すぎて2つしかまとめられませんでした。
(無理やりのこじつけが限界に達したわけではないです。積読サロン生きやすいよね。)
その島のひとたちは、ひとの話をきかない の中には生きやすい町の知恵や考えが多く紹介されています。
是非、、!
最後に
そんなこんなで、今年僕が出会った本と、普段僕がぼんやり感じていることを書きました。
積読サロンには現在600人以上の方が所属しています。
情報収取を目的にしている人もいるだろうし、積読という最高の集いを目的にしている人もいるでしょう、もしかしたら飯田光平を教祖とするカルト宗教の信者もいるかもしれません。
僕は積読を手段に他者と関わることを目的に定住している人間です。
まぁ、みんなのことをうっすら好きで、みんなと緩くやりとりが続けられたらいいなと思ってます。
そんなこんなで、あらためて今後ともよろしくお願いいたします。
(まともに文章書いたの何年ぶりだろう。来年はもう少しまともな文章が書けるといいな。)