先5は酒呑童子?セレス?
現在式神ウィッチと並び環境のトップに君臨するネクロマンサー。先日にはぱらちゃんさんとだーくねす・めあさんによる20戦勝負も行われるほど、今のシャドバ界隈に影響をもたらしているデッキです。
さて、今日はそんなネクロマンサーを支えるパワーカードのうちの2種類、『酒呑童子』と『永遠の花嫁・セレス』について少しお話したいと思います。
〇ネクロマンサーを支えるパワーカード
今回扱う酒呑童子とセレスという二枚のカードは、ギンセツというカードと共に今のネクロマンサーを目に見えて支えている三銃士だと思います。
そんなパワーカードを上手く扱えなければ、妖怪ネクロで安定した勝利を手にするのは難しいでしょう。
妖怪ネクロ、触ってみたけど全然勝てないよーという人は、もしかしたらこのパワーカードが上手く使えていないのかもしれません。
もちろん雪女やシノブといった縁の下の力持ちのようなカードを上手く扱うことも大切ですが、まず何よりパワーカードを制することからです。
それではまず、今日触れる二枚のカードについて性能を確認しましょうか。
◎酒呑童子
妖怪ネクロを妖怪ネクロたらしめるカード。こいつが進化することで一気にデッキの攻撃力が上がるので、このカードをいかに引き込み効果を発動させるかが大事というのはこのデッキを触ってない人でも分かると思います。
そして自身は必殺を持ち、尻が大きいタイプのスタッツなので置く際の隙も大きくなりにくく、またなかなか引き込めずに進化権を切らしてしまった……となっても、墓場を8つ溜めるだけで解決してしまいます。
このカードの役割はいたって単純で、デッキ内の走れるカードを増やして攻撃力を上げることですね。
分かりやすいシナジーで行くと、酒呑童子の効果を発動させつつギンセツを出すことで最大9点を一気に顔に叩き込むことができます。雑に聞いても強いですね。
それでは次。
◎永遠の花嫁・セレス
本記事のサムネにもなっているこのカードもとても強力。
一見は酒呑童子の効果で走る以外シナジーがないカードです。しかしこのカードの交戦時能力は強力で、進化権なしに走るだけでもかなり価値があります。今まではセレスで取るにも進化権は切らないとダメでしたが、酒呑童子があれば出すだけでヘルス3以下のカードを一枚無償で突破し、リーダーを3回復し、永遠の誓いという強力なカードを手に入れることができます。
と、いうわけでこのカードの役割も非常にわかりやすいですね。
酒呑童子からギンセツに繋がるまでの中盤を盤面、ライフ共に守っていくカードです。
それでは各カードについて軽く触れることも出来ましたので、本題に移りましょうか。
〇先5は酒呑童子?セレス?
ちょっと話が飛んでるように思われるタイトルですみません。
本記事の本題は酒呑童子とセレスの扱い方についてですが、ぼくはこの先5がキモだと思っています。
先5さえ扱えれば大丈夫!というよりは、先5でどうしてどのように扱うかが分かれば自然と他の場面でも扱い方が分かるんじゃないかな、と。そういう意味で、先5について語るのが早いかなと。
と、いうわけで先5を焦点に話していきますね。
◎結論から言うとセレス
セレスです。ただ、酒呑童子だと思う人はおられると思います。ぼくも環境初期は酒呑童子から入っていました。
その時のぼくの考えは「酒呑童子から入れば6tにセレスを進化なしで動かせるから得じゃね?」というものです。実際酒呑童子からだと思う人の大半はこの意見が主軸にあると思います。
そしてぼくはどこかしらのタイミングで「これ酒呑童子を後に出せば4+2で6tに動けるから得じゃね?」と思ってセレスから入ることを試すようになりました。セレスからだと思う人の一部はこの意見が主軸にあると思います。
ただ……ぼくはこれどちらもちょっとズレてる気がします。
ぼくは圧倒的なセレス派なんで酒呑童子派の意見をズレてると思うのは当たり前なのですが、別に6tに酒呑童子の隣に2コスがくっつけるっていうのも大した理由じゃないと思うんですよね。
問題はそこじゃなくて、セレスの役割です。
◎セレスの役割
先のセレスゾーンでぼくは「中盤を繋ぐカード」だと言いました。ただセレスはそれだけでなく、永遠の誓いで他カードのコストを下げるという役割も併せ持っています。
一番分かりやすいのはギンセツのコストを下げて7ターン目にギンセツが出ていけるようにすることですね。
皆さん思わずギンセツを9点フィニッシャーだったりとか、ピンチの時の8点回復だったりという性能ばかりを見がちですが、1/9と2/3ドレイン守護が4体並ぶって冷静に考えたらめちゃくちゃ強いですよね。しかも2/3を取ると1/9の火力がどんどん上がっちゃうので、少しずつ除去するなんて悠長なこともできません。
そうです。そもそも妖怪ネクロマンサーって酒呑童子ありきの強さじゃないんです。酒呑童子がなくても勝てる試合は多いんです。
なので無理に先5に急いで酒呑童子を撃つ必要は無いですし、むしろセレスを置く方が6ターン目に誓いを撃って7~8ターン目にギンセツを置くことができるようにするという選択肢も取ることが出来るようになります。
◎そもそも進化権も温存できない
それからそもそも論として、セレスを後に出せば進化権が温存できるというのが幻想です。
今期のセレスは進化するかしないかで相手にかかる圧力がびっくりするくらい変わります。
皆さんセレスを出されたら一刻も早く取りたいですよね。それは誰もが同じです。ただ、3/6ってセレスの交戦時能力があるとかなり取りにくいけど、1/4はまあまあ取りやすいです。
メイがワンパンできます。カーバンクル進化で手順に取れます。シズルが上から踏めます。ワルツ進化で他のフォロワーと共に取られます。キョウカで他のフォロワーと共に上から踏まれます。プテラノドンや案内人が喜んで相打ちにしてきます。レジェスケが上から踏んできます。セレスも踏んできます。酒呑童子も踏んできます。ソーラが無償で取ってきます。
メジャーな相手にしてこれだけ変わるんです。もうセレスに進化切りたいですよね?
ということで、酒呑童子から出してセレスに疾走を付与したところで結局セレスに進化を切ることになります。だからセレスを後に出せば進化権が温存できるというのがそもそも幻想なのです。
〇セレスを舐めてはいけない
というわけで、いかがでしたでしょうか。
皆さんが思ってる以上にセレスは強いです。
めあさんとぱらちゃんさんによる20戦の振り返りでも「めあさんは後5セレスが3回しか出来なかったので運が悪い」と言われていることからも、やはりセレスがかなり大きな鍵を握っているというのは一目瞭然ですね。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。
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