【ほぼ百字小説】それは確かライオンのタテガミを拾ってしまったリスの話で、威張っていたライオンが実は途方もなく小心者だったことがわかる筋道だったと思う。寝物語をせがまれ、なんとなく話し出してみたけれど、ふと我に返ってみるとどうもおかしい。私はまだ結婚もしてなければ子供もいないのだ。

水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。