『天空の谷の魔女ポニュシカ』

パンを焼いて宅配するだけの単調な仕事を終え、妙に滅入っていた帰り道。何かいいことはないものかと見上げた谷の向こう側にゆっくりと降りてくる青い光が見えた。「え……ちょ! マジかよ!? 空から人魚って!?」言い終わる前に僕は全速力で駆けだしていた。

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うたがわきしみ
水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。