【ほぼ百字小説】交番勤務初日。初めての相談がシマウマのシマの落とし物だった。見れば透明な皮膚の上に縞状の黒い模様が確かに張り付いている。正式に遺失物として受け付けたものの当人が駆け込んでくる気配もなく三ヶ月。シマは届けに来た白馬の物に。元のシマウマは今後は僕と同じただのウマだな。
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水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。