■SPドラマ『さよならドビュッシー ピアニスト探偵 岬洋介』
フェイスブックからあがってきた去年の感想のコピペ。
ネタバレしないようにしてるから、
話がさっぱりわからんが(笑)
ネットであらすじ読み返してもつまらんかった。
だからまあ、だいたいここに書いたことだけ
自分としては血肉しておけば無問題ということじゃろう。
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2016/03/30
映画の感想がたまっていってるんだけど、
合間にみたドラマからさくっとメモ残しておく。
中山七里による日本の推理小説で
ピアニスト岬洋介が登場する「岬洋介シリーズ」の第1作で、
第8回『このミステリーがすごい!』大賞大賞受賞作で、
それが東出昌大主演でドラマになってたのを見た。
彼の演技は、どうということもないんだけども、
お話の展開が見たくてみてみた。
音楽がどうからむのとかね。
蓋をあけてみると、ミステリ好きの人なら、
たぶんあっという間に、オチがわかってしまう感じだったけど
ぼくは、ミステリに精通してないおかげで
普通にだまされて堪能できた(笑)
最後、あの子は別に、あれしたわけじゃないし、
あれをあれして、言えなかっただけなんだから、
あれしなくても大丈夫だよな?
ってネタバレになるので、何も感想いえないんだけども(笑)
心に残るのは途中で、主人公の岬洋介が、
ベートーベンの遺書を見るところ。
遺書にはこうあった。
「牧人が歌うのを人が聴き、
私には聴こえなかった時、
私は自殺を考えた。
しかし、私の芸術が
それを許さなかった。」
音楽家としてベートーベンがかかえた絶望って、
筆舌に尽くしがたいものがあると思うんだけど、
ベートーベンはそこで諦めず、立ち向かった。
「ハンディなんで関係ない。
音楽の前では、誰もが平等だ。
重要なのは! その人物が何者なのかではなく、
何を成し遂げたか、だ。」と主人公もあつく吠える。
音楽や芝居やら何かしら表現やってると、
自分にいいわけして、正当化して、
やめていい理由とか、売れない理由とか、
進めない理由とか、仕方ないといえる理由を
かきあつめて、泣き寝入りしがちになってしまうことが
多いと思うけど、ベートーベンは絶望を突き抜けて
歓喜に至った人で、彼の言葉は胸に響く。
いろんなハンデがあったとしても、
そのハンデをむしろ個性にして、味方にして
突き抜けていきたいものです。
いうほど、楽じゃねえよーなー(笑)