えり

『エリジウム』

※一年前これの感想書いたらしい。FB(フェイスブック)って頼んでないのにそういうの知らせてくれるの面白いね。ありがたく記事として転載しとくわ(笑)本当はリアルタイムの映画感想書いていきたいんだけど、何十本もたまりすぎてて、無理。

あの「第9地区」ニール・ブロムカンプ監督の作品。
良質のアクションSFで楽しめる!
天空に浮かぶ極上スペースコロニー層と
地球の貧困層の格差設定もわかりやすい。

ジョディ・フォスター久々に観たなあ。
憎らしいけど、ピリっと狡猾な悪女やっとった。
マット・デイモンはマット・デイモンだった。

物語の大味感は否めないかもしれないけれど――
(いやでも、スターシップ・トゥルーパーズとか
主人公たちの成長なんてポンポンポンって感じの展開で
記号的だけど、めっさ面白いし、私はそゆのも好きだ)
――人間心理の繊細な機微を楽しみたい場合は
別のものをみるべきで、これは単純に
気持ちよく娯楽として楽しむためのもの。

後日感想書くけど、イラン映画の「別離」とかね、
すごい映画だった。確か映画中、曲が一切かかってなかったけど、1秒も飽きなかった。
演技じゃない演技のレベル。セミドキュメンタリーみたいな。

(閑話休題)
ともあれ、「エリジウム」は武器やらギミックがいちいち面白いし、魅てて飽きない。

極上のスペースコロニーでは年齢も若返るし、
病気も治っちゃう万能ポットが各家に配備されてて、
貧困と病に苦しむ地球人たちにとっては生唾ごっくんな世界。
で、レジスタンスたちが用意するシャトルで毎回、
スペースコロニーに乗り込もうとやっきになってる世界。
※某国から資本主義の国に逃げるみたいなメタファーかしら。

治らないといわれてる病気すら、治す魔法の科学ポットがあるんだから、まあ、そう思っちゃうわなあ。
主人公もあるきっかけで、余命5日の命になったもんだから失うものないし、
必死でスペースコロニーを目指すわけなんだけども……。

それを打ち落とせ!と命令されるスパイというか、
民間の殺し屋が地球側に住んでいて、
活躍してるのもなかなか笑える設定だ。

ラストの展開も、まあ、カタルシスありきでよろしいんじゃないでしょうか。
なんも考えずに、別世界の話に飛んで楽しみたいときの一本としては間違いないかと。

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うたがわきしみ
水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。