まに

【風雲ガチンコ文章指南録!?】『真に受ける力』⑰~誰の言葉を真に受けるべきか? の巻~

西山さんに出していた質問の回答が届いていた。
すかさずきしみドライブを発動し、返答を送った。
そんな二人。

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きしみさん

イメージテストの問題文は、

「音楽を聴いて、そのイメージを300字程度の作文にしなさ
い。音楽の分析ではなく、曲から受ける感じを自由な自分の感性
で、文学的な、また劇的な、作文にして下さい。」

とあります。

出題のねらいという欄には、

「舞台音響効果を専攻する上で必要な対象となる物の存在を
知る思考と認識の適正と心に感じる感性を試す。
音楽のイメージを単なる情景描写に終始せず、独自の感性で
表現する能力。」

と書いてあります。

評価のポイントでは、

「イメージテストは、音楽をいかに聴けるか、その感受性の
豊かさを作文においていかに表現できたかを評価する。」

となっています。
音楽は当日、試験が始まってみないと、分からないようです

私の行きたい大学の先生たちはイメージテストで私たちが音楽をいかに聴けるか、その感受性の豊かさを作文でいかに表現できたかを見るために出題してるので、一番こたえなくてはいけない相手は大学の先生方だと思います。

高校の音楽の先生は、問題文を一番最初(9月頃)に見せたっきりで
最近は私の文章だけを見て意見を言ってもらっています。
でも、出題のねらいとか評価のポイントなどは伝えていなくて、
あくまで先生の見方でやってもらっています。
きしみさんに言ってもらうまで気づかなかったのですが、
音楽の先生にも大学側の評価ポイントを伝えないと、意味がないですよね。

一番伝えなければいけない重要な事を忘れていました・・・。

よろしくお願いします。


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2007/10/27, Sat 13:21


西山さん

ありがとうございます。
では、昨日のメールの添削を進める間に、
すみませんが、追加でもう二点だけ確認を。

1、これまで、試験を評価する大学教授たちに添削を受け、
出してもらった意見があれば、それだけ教えてください。
無ければ無いと教えてください。
高校の先生のアドバイスは、今はここにUPしなくて大丈夫です。


2、西山さんが最終的に目指しているのは、
舞台音響の道ですか? 

の2点です。


> 音楽の先生にも大学側の評価ポイントを伝えないと、意味が
ない
> ですよね。

まったく意味がないとはいいませんが、
伝えた方が的確なアドバイスをもらえたかもしれませんね。

ただ、これは知っておいてください。
同じ問題文や評価ポイントを伝えても、
私と高校の音楽の先生は、それぞれ独自の感性で
アドバイスすることになるということです。

だから、同じ問題文を知った今後も、
意見が食い違うことが出てくる可能性があります。
そうなったとき、何を参考にするのかを選ぶのは
当然ですが、西山さん自身であらねばなりません。
「私の方があってるから私の方をとりなさい」と
私が、決めれるものではないということです。

最後は自分で、自分のチョイスに責任をもつ
覚悟が必要です。

私も、高校の音楽の先生も、林先生も
むろん大学の教授も、みな別々の人間なので、
別々の生育環境で育ち、別々の感性を持って
これまで生きてきています。

なので、何を聞いても、答えが
全部一緒ということはないでしょう。
三者三様の独自のものにしかならない部分が
少なからず出てくると思います。

でも、一番基準にしなければならないのは、
大学教授のアドバイスのはずです。
あなたを実際に評価する側の人ですからね。

迷ったら、教授たちのアドバイスに立ち返って、
そこから判断なさいませ。
そして、その上で、受け取った情報の中から
自分の琴線に触れてくるものを取り入れ、
吸収し、再構築して書き上げなさいませ。

昔、声優やお芝居の学校に通っていた頃、
自分の演技にまったく自信が無く、
いろんな人にアドバイスを聞いて回っている子がいました。
でもやっぱり皆意見が違って、その子は
余計にどうしていいのか分からなくなり、
結局誰の意見も取り入れられずに、
迷ったまま宙ぶらりんの演技をしていました。
迷いのある演技では、何者にもなれません。

いろんな人に意見を聞くのは、
物事には、さまざまな見方があるんだなぁと
視野が広がり、自分の意見を客観視できたり、
いい面もありますが、自分という芯がないと、
こうなる危険性もはらんでいます。

西山さんはそうはならないとは思いますし、
そうなってほしくはないので、何を取捨選択するにしろ、
最後はすべて自分で決めて、迷うことなく、
「私はこれでいいんだ!」という自信を持って、
書き上げてください。

迷ったまま書いたものは、誰にも響かない、
芯のないものになってしまう可能性がるからです。
それでは本当に悔いだけが残ります。

どうしようもなく不安で、いろんな人の意見が
ぐるぐるしてしまった時も、
本番の書くときだけは迷いを振り払い、
「自分ならこう書く!」と決めて、書き上げてください。
そうすれば、どうあれ自分自身のベストは尽くせます。

老婆心で妙なことを口走ってしまいましたが、
自分の感性を信じて、頑張ってくださいまし(^^♪

ではまたメールします。

水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。