【詩】樹海の揺り籠
ほっぺを洗って
あんゆあんゆしまちょうねぇ
湖で拾った怪物は赤子の姿に近かった
おくるみに包み死神の森を目指す
月のない夜
供物の時
支配者に捧ぐ死のデザート
一度も愛されなかった
怪物の目が苦く沈み
命の灯が消えてゆく
樹海の揺り籠に
日が射すことはない
今までも
これからも
揺れはしない
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水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。
ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。