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覚え書き1/5 小説同人誌を作る

あとでなにをどうしたか思い出せるようにだらだらと自分用に書いていこうと思う。

オリジナル百合小説短編集の同人誌を出すと決めた

2024年3月10日 北九州で開催された九州コミティア8に一般参加してきた。
昨年10月には初めて文学フリマ福岡9に足を運び、創作意欲がもりもり湧いていた。
残念ながら体力がなかったので2時間程度うろうろした程度だったが、そりゃもう楽しかった。脳汁ドバドバ出てる気分。

「そうだ、わたしも文学フリマ福岡に出よう!」

その日の夜には出店側となるべく文学フリマ公式サイトを目を皿のようにして眺めていた。
まぁ、そんなわけで目標は文学フリマ出店参加。せめて同人誌の1冊でも出したいと思い、前々から考えていたオリジナル百合小説短編集を形にすることにした。


まずなにから始めるのか

同人誌は何度か自分のために刷ったことはあるが、出店側で参加は生まれて初めて。
なにから始めたらいいものか。
とりあえず二次創作でイベント参加してた友人がいたよな……と思い出し連絡。ノウハウを教えてほしいこと、できれば売り子として先導してほしいことを伝える。
幸い彼女は快諾してくれたのでこちらは問題なかった。

問題はなにから手を付けたらいいのか。
再び文学フリマの出店側必読ページを眺める。
開催は10月。応募締め切りは7月。大雑把に見積もって9月中には原稿を印刷所に入稿しておきたい。
そこから逆算しておおよその予定を立てていく。
作業にムラがあって時間がかかるだろうから余裕を持ったスケジュールが望ましい。
即行で応募する勇気はなかったのでこれは少し寝かせる案件として横に置いておいた。
なにはともあれ、原稿がないと始まらない。ネタを出そう。

とりあえず原稿のネタ出し

ネタがなければ原稿は書けない。
ってことで早速ネタ帳を眺めてなにを書くか決める。
このネタもいいな、こっちのネタもいい……でも短編集にすると決めていたので一冊のテーマは共通させておきたい。
散々考えて「おっさんと幼女のドタバタ日常もの」と「ファンタジー世界観の対立する二つの国を舞台にした百合シリーズ」のどちらかにしようかなと考えた。
まぁ、結論から言うとどちらもボツになった。
おっさんと幼女の方はそもそも「それ百合ちゃうやろがい!」という理由、後者は考えてるうちに「あ、これ短編集で終わらないやつ」と思ったので短編集ではなくそのうち小説投稿サイトにでも投げるかと変更したためだ。
短編という括りだし、どうしたものかととりあえずノートとボールペン(どちらも無印良品さんのもの。愛用している)を広げて書きたいネタを思いついただけ書き並べていった。
……あれ、これ現代編とファンタジー編に分ければ短編集できるんじゃね? という量のネタ出しはできた。
よし、これで行くか~。
ゆるいが、そんな感じで大雑把なネタ出しは終わった。

原稿のサイズやページ数などを考える

内容の方向性は決まったので早速原稿を作っていく。
わたしはワードで小説を書いているので、ワードのテンプレを取り扱っている印刷所さんを探す。
やっぱり小説本だから文庫サイズ(A6)がいいよね。でも同人誌っぽさを出すならA5サイズも捨てがたい……複数の印刷所さんのフェアやセットを眺めながら妄想する。
……やっぱ本棚にすっきり入るのは文庫サイズだな。A5サイズはいつか二次創作小説本出すときにやろう。
ってことで文庫サイズに決定(雑)。
今まで刷った本は300P辺りだったので、短編集ならもう少し少なく200P以下になるようにしたいと思った。
表紙とカバー? ……未来のわたしがなんとかしてくれるよ……(遠い目)
さてここで問題発生。
見比べるためにあれこれインストールしたのでどれがどの印刷所さんのテンプレなのかわかんねぇ……
はい、なんのための覚え書き?
いきなり存在意義を問われている本記事。
でもまぁ分からなくなったもんは仕方ない。
多分、栄光さんhttps://www.eikou.com/down/かしまやさんhttps://www.shimaya.net/download/template.htmlだと思う。多分。
親書サイズならともかく文庫サイズならどこの印刷所さんのテンプレを使っても流用できるはずなのでこれで行く。
自作してもよかったが、一応やってみた結果、何故かちゃんと原稿サイズにならなかったのでテンプレ配布は本当にありがたかった。
これに内容を流し込めばおおよその原稿は完成になる。さて、中身を作らねば。

プロット作り~5月までに1冊書けたらいいよね~

この時点で3月後半。
ネタは8組のCPをひとつずつ書いていく8つの短編となった。
いつもはこの時点で本文を書き始めるタイプなのだが、今回はいつもと違うことをたくさんやってみたい! とやる気に満ち溢れていたので「行き当たりばったりではなく、ちゃんとプロットを立てて書いてみよう」と思った。
で、プロットってどうやって書くの???
アホなのでちゃんとしたプロットというものがわからない。
めっちゃググったりnote記事を漁りまくった。あ~、はいはい、把握把握おk。
「作品タイトル」「ジャンル」「作品のテーマ」「登場人物(容姿、性別、性格など)」「舞台設定」「あらすじ(起承転結)」を書いていくのがいいようなので、愛用の無印ノートとボールペンを広げて書き殴っていく。
タイトル……最後に決めるタイプなので後回し。
ジャンル……百合 ほのぼの
テーマ……テーマ!? 知らん知らん「百合やロマンシスは良いぞ」くらいの気持ちで書くくらいしかないわよ
登場人物……それぞれ(後回し)
舞台設定……現代/ファンタジー異世界
この時点で無謀にも「うまく行けば2冊書ける!」と見積もっていた。
5月までに1冊書ければ7月までにもう1冊、最終調整にひと月使って9月頭には入稿できる! という頭花畑な見積である。
なお8月は印刷所さんが夏コミなどで忙しいだろうという予想をしていたので入稿は9月と決めていた。
そしていそいそとプロット作り。
何故か捗る机周りの整理整頓。
いや、プロットも書いてたんだけど……何故か急に机の棚が気になってね……? 試験勉強前の学生か?
とはいえなんとか6日で8つのプロットが完成。8組の百合CPがふわっと生まれ落ちた。
書いたのは現代編の8つ。
ファンタジー編は後回し。そもそも2冊出せるとは決まってないので。
100-200Pの短編集にするなら8で割って12-25Pがひとつの短編のページ数となる。
文庫サイズだと1P15行×40字=600字ほどだそうなので7200-15000文字?
うん? ……まぁ、いいか……なんとかなるよ、多分。

満を持して出店申し込み

4月が目前に見えてきた3月28日、意を決して出店申し込みページを開き、もう何度目かの出店側必読ページを読む。
うおお……うあぁ……などと奇声を上げながら申し込みボタンを押した。
めちゃめちゃ緊張する……なんなら大学受験のときより緊張した……。
とはいえ既に抽選なし枠は埋まっていたので出店できるかどうかは未定。
のちに使用ホール拡大で多分抽選なし。多分。きっと。メイビー。
現時点でまだ応募締め切りではないのでちょっとわかんない。どうなるんだ……まだドキドキしている。

まだまだ見積もりが甘い

人は予定した作業の3倍時間がかかるものだと聞いたことがある。
ならばわたしは5倍くらいで想定すべきなのだろう。
だがこの時点でのわたしはテンションが乱高下していて脳汁ドバドバ状態だった。
予定では5月いっぱいまでに……いや、4月前半までに8つの短編を書ききるつもりだった。
まさかここから本文書いては止まり書いては止まり、と6月末まで云々唸ることになるとは思ってもいなかった。

長くなってきたのでまずはここまで。
次回に続く。

よろしくお願いします。