#36 エレベーターものがたり(その3)
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こんにちは。総務副局長のそりだすたーです。エレベーターものがたりもその3まで来ました。
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前回のあらすじ
やっと見つかったエレベーター建設可能用地。しかしその地下一階は生徒の活動場所「地下備品倉庫」でした。その情報が秘密裏に決定されていたことを知った生徒は事態を重く見て交渉を申し込みます。開かれた説明会で謝罪の言葉があり、結局計画は凍結されました。
しかしバリアフリーの観点からエレベーターはやはり必要ではあります。このあと交渉はどう推移するのでしょうか。
③交渉再開~全校投票まで
74文化祭終了後、凍結されたエレベーター建設計画について再び話し合いをしたいと理事会側から打診がありました。生徒側もこれに応じ、地下備品倉庫の主な利用者である75文化祭美術局関係者(現在高校三年生の世代)、新設された予算委員会エレベーター建設に関する小委員会(全校から民主的に選ばれた存在が必要だったため)が交渉に参加します。話し合いの争点は次の3つです。
・地下備品倉庫に干渉せずエレベーターを建設する方法はないのか
・地下備品倉庫がなくなる分の補填について
・建設などの具体的なスケジュール
まず1つ目です。代替案としてエレベーターを2基乗り継ぐ方法が技術的には可能とされましたが、利便性と建設費負担の問題から非現実的とされました。
2つ目については一時的な代替場所として図書館棟と本校舎の間の空間にプレハブ倉庫を建設し、また恒久的に使用できる新倉庫を用意することも約束されました。プレハブ倉庫は2階が建設会社の事務所、1階が文実の倉庫とされました。
そして3つ目について、当時はウクライナ紛争などの影響により物流の混乱が発生していたため部品調達にも時間が必要とされ、夏休みに工事の大部分を行い12月にエレベーターを完成させるためにはおおむね5月までにエレベーター建設可否を決定する必要がある、とされました。
こうした交渉の結果エレベーター建設の可否に関する全校投票を新学期すぐに行うこととなりました。
全校投票の投票選択肢は
①条件付きで認める
➁この条件での建設を認めない
③選択不可
④棄権
とされました。①➁の条件とは、
1.(エレベーターを)広く生徒に開放し、教員/理事会から制限を設けないこと
2.地下備品倉庫の恒久的代替場所を用意すること
3.その他、生徒側との継続的議論に応じること
とされ、投票日は延期の末4/27とされました。また校長からは「全校投票で認めないという票が多数だったら建設はしない」
というコメントがありました。
次回、最終回です。(このシリーズ文字ばっかりで読みにくくてすみません…)
自分の記事につける編集者コメントほど難しいものはありません。そういえば明日は学年末試験の答案が一斉に返される答案返却日(※中学生のみ)があるので、成績がひくめなそりだすたーは戦慄しております。理科…
編集者より
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