#55 議案あれこれ:東門入場!?
ご挨拶
こんにちは、shibainuです。
今回は全校アンケートも行われた、「議事番号35:東門の利用に関する意見収集に係る発議」にフォーカスを当てていこうと思います。
前回はこちら↓
東門なんてあったの?
「東門の利用に関する意見収集に係る発議」とはどんな議題だったのか。見ていきましょう。
そもそもみなさんは東門がどこにあるかご存知ですか?
赤が正門で白が東門です。
上の写真より、東門はグラウンドに繋がっていることがわかります。
体育でグラウンドを使っている麻布生のみなさんは、一度は見たことがあるのではないでしょうか。実はあそこ、門なんです。
ですが、この門は使われることはほぼなく、あっても業者の方の資材搬入時くらいのものです。
三日間で20000人以上が訪れる文化祭
そんな東門を、どう利用しようとしていたのか。
麻布の文化祭は三日間で20000人という多くのお客様をお迎えしています。となると、唯一の出入り口となってしまう正門は、入場・退場ラッシュ時、どうしても混み合ってしまうのです。これによって、入場の列は混み合い、長い列が出来上がり、近隣の方に迷惑をかけてしまうなど、問題が発生していました。
そこで、発議者は東門を次の画像のように活用してはどうか、と思いつきました。
上の画像のように、東門は入場口として使用し、正門は退場口として使用することで一方通行の動線を作り上げ、混雑緩和に繋げよう、というものです。
メリットとデメリット、そして伝統
このアイデアの想定されるメリット・デメリットも上の画像に書いてあります。
この中でも特に注目されたものは美術絵です。
美術絵とは、毎年正門の壁に対して沿うように展示されているベニヤ板に描かれた絵のことで、正門に比べ面積が広く、列も長くなる東門に美術絵を飾るとなるとキャパシティが崩壊し、結局中途半端になってしまうのではないか、という議論が起こりました。
さらに、雨天時・緊急時は、面積が広い分伝達が遅れ、対応も遅れてしまうのではないか、という質問もあり、文執の本会議に於いてはこの案は否定的であったような印象を受けました。
議案の採決
しかし、この議案は「東門利用について全校にアンケートを行うか否か」という議案でした。
ここに発議者の技量が感じられます。というのも、本会議では「一度採決された議題は同年度中に再度審議ができない」というルールがあり、これにより一度議案が否決されたら、もう一度チャレンジすることができなくなってしまいます。
そこで、この発議者は「全校アンケートをもとに再度検討する」という採決方法にすることで、ほぼ確実に採決される(アンケート自体にメリットはあってもデメリットはないため)議案にし、東門利用の議論はさせつつ、決定はさせないことで、一度本会議の空気感を読んでから議案を調整し、再度チャレンジしようとしたのだと考えられます。
やはり麻布生、変なところで頭が回りますね。
さて、この議題は発議者の目論見通り(多分)可決され、全校アンケートを行う運びになりました。
あらゆる選択肢を排除せず検討に検討を重ね慎重かつ迅速に検討を加速した結果
実施された全校アンケートの結果をもとに検討を重ね、東門利用についての可否がされたのは一か月後のことでした。委員長より検討結果が報告され、内容は以下の通りです。
結局、東門は利用しない方針となったことが決定されました。
決め手として報告されている三点のうち、三点目はやはり先述の美術絵が大きく関係していると考えられます。
文化祭執行委員会本会議はこの報告を了承。東門は利用しない方針で決定となりました。
最後に
さて、いかがだったでしょうか。
東門の存在すら知らなかった麻布生も多くいる中で、このようなアイデアが出たことは非常に面白いな、と感じた議題でしたので、初回に選ばせていただきました。
それと、書いていて気がついたのですが、議案云々の話、まずは文化祭の制度を説明しないと意味不明な話になってしまいますね。
ということで次回は早速番外編!「文化祭が出来上がるまで」を更新します!
明日もぜひ見てくださいね〜!
じゃんけんぽんっ!うふふふふふ〜〜〜
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