六本木に在日米軍の司令部が移転の可能性
米軍の機関紙「星条旗新聞」によると、在日米軍の司令部を現在の横田基地から六本木にあるアメリカ軍施設「赤坂プレスセンター」への移転を検討していることを発表しました。現在は星条旗新聞などの事務所や宿泊施設、ヘリポートなどがある六本木ですが、在日米軍の司令部を設置することで市ヶ谷にある防衛省から約4キロ以内の位置になるため、自衛隊との連携がより強化できる可能性があります。
在日米軍が六本木に移転することは、アメリカ国防総省の都心から米軍基地を離すという決定とは対照的であると星条旗新聞は報じています。
実際、韓国駐留米軍はソウル市街に近い駐屯地から南に約60kmほど離れた場所に1兆6000億円をかけて、新たな巨大基地を建設する予定であり、六本木への移転の検討は米軍にとって異例なのかもしれません。
赤坂プレスセンターって?
赤坂プレスセンターとは六本木ヒルズから青山霊園方面に見えるところにある場所です。
元々は日本軍の基地だったのですが終戦後にGHQによって接収。
その後は在日米軍用のヘリポートや兵舎、事務所などが設置されています。
司令部の移転はまだ調査段階ですが、2019年に港区が防衛相と東京都に土地の返還の要求を行っており、実際に移転するとなれば港区の返還要求は実現不可能になるかもしれません。