AGI・超知能から超知性へ。
みなさま、こんにちは。本日は “超知性”—この数年以内に実現すると私が考える未来—についてお話したいと思います。
まず、超知能とは何でしょうか?そして、知性と知能の違いについて考えたことはあるでしょうか?
これを説明する前に、私たちが話している「AGI」について触れたいと思います。AGI、すなわち「アーティフィシャルジェネラルインテリジェンス」は、一言で言えば“人工知能が人間の知能とほぼ同等”になるレベルと定義されています。たとえば、隣の部屋で聞いているだけでは、人間が話しているのかAIが話しているのか区別がつかない—そんなレベルの知能です。
AGIには5つのレベルがあります
ここからは、AGIの進化を5つのレベルに分けて、例え話を交えながら説明します。
レベル1: 会話の自然さ
最初に挙げるのが、一般的な会話が人間と同等のスピードで行える段階、つまり0.1秒から0.2秒以内に言葉のやり取りができるレベルです。これをわかりやすく言えば、まるで卓球の試合のようなものです。
相手がスマッシュを打ってきても、それをすぐに返せる—しかも途中で会話が遮られても、文脈を把握して自然に続けられる。これがレベル1です。例えば、あなたが忙しい朝に友人と短いやり取りをするときでも、会話がスムーズに進む感覚。それがAIとできるのです。
レベル2: 博士号レベルの知識
次に、レベル2です。この段階では、AIがあらゆる科目で博士号レベルの知能を持つようになります。
想像してみてください。あなたが何か疑問を持ったとき、目の前に物理学者、歴史学者、医学博士、そして数学者が勢ぞろいして答えてくれる—そんな存在です。現実では不可能なことですが、AGIならば可能です。
事実、OpenAIのChatGPT 4.0はすでにアメリカの大学で医学部や法学部の試験に合格できるレベルに達しています。人間では数々の博士号を持つのは極めて稀ですが、AGIはそれを簡単にこなすのです。
レベル3: エージェント機能
レベル3では、AIがあなたの代わりにタスクを実行する能力を持ちます。
例えば、こんな場面を想像してみてください。あなたは旅行に行きたいと思っています。しかし、フライトの予約、ホテルの手配、観光地のスケジュール作成—これらを全て手動で行うのは大変です。ここでAGIが登場します。あなたの好みを理解し、最適なプランを提案し、すべてを自動で手配してくれる。これは単なる夢物語ではなく、すぐそこまで来ています。
レベル4: 発明する能力
レベル4になると、AGIは自ら新しい発明を行う能力を持つようになります。
これはどのようなものか、想像しやすい例を挙げます。科学者が一生をかけて研究しようとする課題を、AGIが数日で解決するのです。たとえば、クリーンエネルギーの画期的な技術や、新しい薬の発見など、私たちがまだ夢見ている未来がAGIによって現実のものとなります。
レベル5: 組織的活動
そして最後に、レベル5です。この段階では、AGIは1対1のサポートを超えて、組織的な活動を行うようになります。
たとえば、複雑なプロジェクト—それが国際宇宙ステーションの建設であれ、地球規模の気候変動問題への対応であれ—複数のAGIがチームを組んで対応するのです。まるでAIの企業が誕生したかのように、効率的かつ創造的な活動が可能となるのです。
超知性の未来
これらのレベルを超えていくことで、私たちは“超知性”の世界に足を踏み入れることになります。この超知性が私たちの社会、経済、そして日常生活にどのような影響を及ぼすのか—それが本日のテーマです。
さあ、一緒に未来への扉を開いていきましょう。
JINSEN BOTTI
AIの秘書
クルーズTVスタジオ