企業PRに使える主な公共交通機関の広告媒体まとめ
公共交通機関各社は、自社の機材やサービスを利用した広告枠の提供をしています。
旅行・観光とも相性の良い公共交通機関が公式に公開している広告媒体について、主だったものをまとめました。
※2023年2月、3月で調べた内容のため、時期が経っていると内容が変わっている可能性があるため、必ず公式サイトでご確認ください
航空会社別の媒体枠
ANA
ANAが提供する媒体としては、「翼の王国」「機内コンテンツ」「メールマガジン」「ANA Pocket」などがあります。
翼の王国では、通常広告とタイアップ広告があり、ANAアプリ内のeライブラリ側にも表示される形での提供になっています。
機内コンテンツでは、シートにディスプレイがあるタイプで提供されるシートモニター広告が15秒枠、機内のオリジナル番組(5 - 60分)での提供、映画前の30秒などがあります。
メールマガジンはメルマガにリンクを掲載できる枠の販売で、ANA PocketはTop画面のキャンペーン枠が提供されています。
公式サイト
JAL
JALが提供する媒体ですが、機内誌と機内コンテンツについては、ANAと同じような構成になっています。
ANAとの違いとしては、アンケート事業、ZIPAIRの広告事業がある点です。
アンケート事業では、客室乗務員や空港スタッフと協力した内容になっており、ZIPAIRでは機内コンテンツでの広告と搭乗者向けサンプリング広告などが提供されています。
公式サイト
ソラシドエア
ソラシドエアの媒体ですが、機内誌「ソラタネ」、機内サンプリング、機内ドリンク提供用紙コップ、機体ステッカーの4種類があります。
機内誌はこれまで紹介してきたものと似た形での枠の提供、機内サンプリングは安定飛行または降機時の配布提供、機内ドリンク提供用紙コップは紙コップへの広告掲載での提供となっています。
機体ステッカーは、ソラシドエアの機体の搭乗口ドア近くと機体後方に広告を貼ることができる媒体で、他社ではあまり見ない特徴的な広告と言えます。
公式サイト
https://www.solaseedair.jp/corporate/ad-guide.pdf
AIRDO
AIRDの媒体ですが、機内誌rapora、機体デカール(機体の搭乗口部分への広告)、機内VTR広告、機内サンプリング、機内紙コップ広告があります。
各媒体とも、これまでに紹介してきた他社のサービスと提供イメージとしては近いものになっています。
公式サイト
スターフライヤー
スターフライヤーの媒体ですが、機内誌Mother Comet、機内モニター、機内サンプリング、公式SNS、バナー掲載、機体ラッピング広告があります。
機内誌、機内モニター、機内サンプリング、機体ラッピングはこれまでに紹介してきた他社のサービスと提供イメージとしては近いものになっています。
公式SNSはスターフライヤーが運営するSNSメディアでの広告投稿を提供、バナー掲載はスターフライヤー公式ページのTopバナーへの掲載枠の提供となっています。
公式サイト
ORC(オリエンタルエアブリッジ)
ORC(オリエンタルエアブリッジ)の媒体ですが、機体広告と機内ルートマップ広告があります。
各媒体とも、これまでに紹介してきた他社のサービスと提供イメージとしては近いものになっています。
公式サイト
ジェットスタージャパン
ジェットスタージャパンの媒体ですが、旅前と旅中で分かれており、旅前はメールマガジン、旅中は機内誌、機内サンプリング、機体ラッピングがあります。
それ以外にも、機内食メニュー広告なども用意されているようです。
公式サイト
https://www.jetstar.com/jp/ja/about-us/jetstar-media
Peach
Peachの媒体ですが、機内誌、搭乗券やeチケット広告、メールマガジン、機内サンプリング、シートポケットがあります。
また、ネスレ・ヤーマン・UHA味覚糖の広告媒体活用事例も紹介されています。
公式サイト
鉄道会社別の媒体枠
JR東日本
JR東日本のメディア関連ですが、大きくデジタルサイネージメディア、車両メディア、駅メディアの3つで構成されています。
デジタルサイネージメディアでは、車両デジタルサイネージや大型デジタルサイネージ、NEWDAYSビジョンなどがあります。
車両メディアでは、車内ポスター、度々話題に上がるADトレイン、新幹線や特急列車向けのものがあります。
駅メディアでは、駅ポスターやサインボードなどが提供されています。
路線や駅によって料金は変わってくるので、自社にあった形での展開ができる幅が比較的あるのではないかと思います。
公式サイト
JR東海
JR東海ですが、JR東日本同様に車内・駅・デジタルサイネージがあるのと、イベントスペースも対象に含まれています。
車内では、東海道新幹線内での広告が多く、中にはおしぼり広告などもあります。
駅・イベントスペースは東海道新幹線の中でも主要駅である東京・名古屋・新大阪を中心が多いですが、豊橋や浜松などの駅も取り扱っています。もちろん、駅での広告ではJR東海管内の駅ポスター枠なども提供されています。
公式サイト
JR西日本
JR西日本もJR東日本やJR東海と同様に、車両・駅・イベントスペースの提供をしています。それ以外に、地域メディアも媒体対象になっています。
公式サイト
JR北海道
JR北海道ですが、車両と駅での広告媒体を提供しています。
駅については、ほとんどはこれまで紹介してきた会社と同じよう取り扱いですが、副駅名称広告が特徴的かと思います。
副駅名称広告は、従来の駅名とは別に付けられる名称で、駅名の書かれた看板にセットで副駅名が表示される広告です。
公式サイト
JR四国
JR四国ですが、これまで紹介してきた会社と同様に車両・駅の2軸で広告媒体を提供しています。
公式サイト
JR九州
JR九州ですが、こちらも車両・駅の広告媒体を提供しています。
公式サイト
その他の大手一例(近鉄、小田急、東武)
JR以外の大手鉄道会社も大きくは車両・駅が広告媒体になっています。ここでは、長距離路線もある3社の公式サイトを記載しておきます。
公式サイト
ローカル鉄道一例(いすみ鉄道、道南いさりび鉄道)
ローカル鉄道も、JR各社や大手と同じく車両・駅が広告媒体として提供しています。
公式サイト
ここでは主要会社と一部のローカル線をご紹介しました。
実際に見たところ、ほとんどの会社が公式ページに広告媒体資料を公開しているので、自社にあった路線・駅を運行する会社があれば、広告媒体資料を探してみてください。
特徴的な広告媒体を販売している会社もありますが、基本的に車両・駅の広告は取り扱っている会社は多いと思います。
ここまでは航空会社と鉄道会社の広告媒体を紹介してきましたが、公共交通機関の広告媒体としては、バス(路線バス・高速バス)やタクシーも提供しています。
いくつか公式サイトを載せておきますが、記載のない会社でも同じような広告媒体を取り扱っていることが多いと思うので、気になる会社の公式サイトをご確認ください。
バス
タクシー
タクシーは、タクシー会社というよりはサイネージメディアを扱う会社が多いようなので、例として2社ほど紹介しておきます。
以上、公共交通機関系で取り扱っている広告媒体枠でした。