あの世を信じない人
私はIT&経営コンサルだ。葬儀屋さんの取引先もあるため、昨今の葬式事情なども聞いている。葬式を行うのは、宗教がある人&家だからで、最近では無宗教というのも増加してる。ただ火葬するだけの「直葬」や、無宗教の「見送りの会」みたいなのも増加中だそうだ。
あの世とか前世とか輪廻転生って、本当にあるかわからない。でも私は、仏教徒でもあるので、輪廻転生もあの世も信じている。そうでないと、私が視えているものはすべて幻影ということになり、幻影が見える病気ってことになってしまう。
病院の前で見る幽霊さん
私の自宅の前には、大きな地域基幹病院が建っている。徒歩5分圏内に3つも大病院があり、救急車がよく行き来している。
たまに見かけるのが、パジャマとスリッパで、外を歩いている人だ。明らかにほかの人と違う。彼らはなぜか身体の周りが黄色く光っているように見える。生きている人だったら、とても寒いと思うし、さすがにスリッパで道路は歩かないと思う。 認知症徘徊老人疑惑もあるので、私が見た全員が幽霊かどうかわからない。 わりとはっきり見える不審者なのに、町ゆく人たちは彼等に気を停めない。 やっぱり視えてるのは私だけのようだ。
病院で亡くなった人が、そのまま病院の周りを徒歩移動・・・みたいなことがあるんだろうか。不思議なことに、彼らはいつも同じ場所を歩き、同じ場所でいなくなる。消えるという表現が近い。彼らが消える場所は、病院の別棟と隣のビルの間の細く黒い隙間だ。地図で見ると、その隙間の先には、神社がある。通常の人間では絶対に通れない細さだ。
高速道路の幽霊さん
高速道路にも立ってる人や歩いている人がいる。これは昼夜問わずだ。
お昼でも夜でも変わらない。道によっては、真ん中あたりを横断してたりするので、思わずブレーキをかけることがある。
高速の幽霊さんは、光ってる人はほぼいない。もしかしたら死後何日か過ぎたら、光はなくなるのかもしれない。いつも同じ場所でいつもと同じ幽霊さんがいる。
もしや、あの世の存在を信じてなかったから、行き場がない?
ここからは私の想像だが、もしかして彼等は生前、あの世の存在を信じてなかったため、行き場がないのではないだろうか? 死んだら無になると信じている人が、万が一死んでも無になってなかったら・・・
高速道路や踏切にいる幽霊さんのように、そこに居続ける可能性はある。
こうやって黒い人が作られるのでは?と思った。 ただ単に私の能力が足りないから黒く見えてるだけかもしれないが。
逢魔時(おうまがどき)
逢う魔が時(おうまがとき)・逢う魔時(おうまどき)ともいい、黄昏時(たそがれどき)のことで、古くは「暮れ六つ」や「酉の刻」ともいい、「魔物と会う時間帯」ということで、昼と夜の境目の時間である。
私が幽霊さんたちに会うのも、16時半~18時半くらいの、この時間が一番多い。
逢魔が時に、駐車場で後ろの空き家からの視線を感じ、うっかりケータイのカメラで写真を撮ってしまい、写真に写りこんだ「魔物」に近いような幽霊さんがいて、酷い目にあった事がある。
この骸骨さんはすごく悪質だった。 元々はどうもこの空き家の主で、孤独に亡くなった老男性らしく、生前は近所の人に変人とされ、最期は親族もおらず、友人もおらず、正常な精神を失い孤独死したらしい。
骸骨さんは、私が気づいたことを知ると、私についてきてしまった。
悪霊に憑かれるとどうなるか
すぐに症状が現れる。
まずは原因不明の胃痛だ。水を飲むのも苦労する。翌日は、誤解から、取引先の金融機関の部長に叱られる羽目に。。。(-_-;) その日1日だけでどれだけの損失が出たか・・・(-_-;)
ラップ音と霊現象が家の中で起こる
家の中でのラップ音もひどく、カウンターに置いたものが落ちたり、電気が落ちてきたり。骸骨さんのわかりやすい自己主張だ。
ラッキーなことに、偶々、翌日、静岡県袋井市で仕事が入っていたのが、30分後ろにずれる事に。そこで思いついたのが、袋井市内にある法多山だ。
法多山に15分間滞在
丁度良い具合に、袋井市で時間が30分できたため、法多山を訪れてみる。
滞在できるのはたった15分だった。が、参道から門に入ると、いっきに周りの空気が変わった。これが結界というものか・・・てわかるくらい、胃痛が一気になくなる。
ここで、悪霊とお別れし、月末には、いつも行ってる、静岡の寶珠院さんの護摩焚きをうけて、悪霊払いは完了だった。お護摩は一番強い悪霊払いのような気がする。
法多山へ行けたのが2日後でよかった。それ以上だったらどれだけ被害を増やしてたか・・・
逢魔が時、気になったところを撮影するのは厳禁だ。
定期的にお寺や神社に行くのも良い事だと思う。