韓国語が全くできないオタクが、サイン会に参加した話(GOT7ヨンジェ)
2022年12月16日、GOT7のヨンジェが、日本で初めてソロ公演を開催しました。公演の感想については、また別でまとめようかなと思います。
まずは、覚えているうちに書き留めておきたい、サイン会について。
公演3日前に急きょ、開催が決まった終演後のサイン会。
抽選で20名なんて壁…「まさか当たるはずがない」と思っていたし「当たってほしい」なんて期待も抱いていなかったのですが、そういう時に限って運が巡ってきてしまうんですよね。
まさかの当選をしてしまいました。
思えば、2018年のGOT7ファンミ仙台公演で、ミーグリを当ててしまった時もそんな感じだったので、私は「期待してない時」のほうがツイているようです。
韓国ではお馴染みのサイン会ですが、私は一度も行ったことがありません。行く財力も行動力もなく、なおかつGOT7が日本でCDを出していた頃は、韓国まで行かなくてもハイタッチ会に参加ができたので、それだけで満足していました。ということで…
人生初のサイン会。
何かの間違いなんじゃないか、ドッキリなんじゃないか、今夜事故にあったらどうしようなどなど、受け止められない私。当選発表は前日だったのですが、前日に知らされても困る。心も身体も準備できない状態で、当日を迎えました。
まったく身構えていなかったため、まつげも眉毛もネイルも行ってないし…。普段から美意識を持っておかなければいけないことを痛感しつつも、迎えてしまった公演当日。
グッズを買おうと先行販売に並んだけれど、現金をおろすのを忘れて、並んだ時間を無駄にしたあげく、開場後は時間がなくてグッズが買えない…なんて事件もありましたが、そのことが小さく思えるほど、私の頭の中は、終演後のサイン会のことでいっぱいでした。(友達がフォトカードだけ代行してくれました…ありがとう…)
幸せすぎる公演が終わって、いよいよサイン会の時間。当選者だけが集められた場所は、やけに静かで、余計に緊張感が煽られました。きっと、みんなヨンジェと何を話そうか、頭の中で考えていたのだと思います。
でも、アガセはやっぱり素敵なファンダムで、ふとしたきっかけで励まし合ったり、先にサイン会を終えた人が後ろの人に情報を共有したりもしていました。(私にハサミを貸してくれた方もいました…ありがとうございました涙)
そして、20人のサイン会がスタート。私は真ん中よりも少し後ろに並んでいました。
すでにサインしてもらった人たちの、嬉しそうな表情などを窺いながら、並んで待つこと数十分。
ついに自分の番になります。
目の前に見えるのは、日本のハイタッチ会を思い出させるような、パーテーションで区切られたブース。
「この中にヨンジェがいる…」
そう考えれば考えるほど、緊張で息があがってしまいました。スタッフさんに呼ばれ、ブースに近付きます。
ヨンジェに会ってしまうのが怖すぎて、おそるおそる足を進め、そっと顔を出してみると…
キラキラと発光している、ヨンジェの姿が!
「うわわわわ」となっている私の行動がおかしかったのか「ハハハハ」と笑ってくれたヨンジェ。その笑顔がまぶしすぎて、もうそこからは頭が真っ白になってしまいました。
アクリル板の向こう側にいるヨンジェに、アルバムを渡して、サインを書いてもらいます。
お恥ずかしながら、長い間K-POPファンであるにもかかわらず、私はまったく韓国語が話せないので、事前にポストイットに自分の名前とメッセージを書いてアルバムに貼っていました。
ハングルで書いた私の名前を見たヨンジェ。すぐに「あゆみ(私の名前)さん?」って確認してくれました。
サインの中に名前を書いてくれることは、すでにサイン会を済ませたお姉さんが教えてくれていたので、覚悟をしていたのですが、ヨンジェの手元を見ていると…
「え、え、まって、ひらがな!?!?」
まさかのひらがなで、私の名前を書き始めたのです。ハングルだと思っていた私は、めちゃくちゃ感激してしまいました。なんで書けるの。しかもこんなに上手に…。
もうなんか、胸がいっぱいなのと、緊張のせいで、簡単な「コマウォ」も「カムサハムニダ」も出てこなくて、ひたすら「ありがとう」を連呼…。
自分の性格上、韓国語を付け焼刃で覚えて会話するのは絶対無理だと思っていたので、事前に「歌ってほしい」というメモも用意していました。図々しいお願いですが、これなら沈黙せずに乗り越えられるかもと思ったのです。
リクエストしたのはGOT7の「A」。この時もメモを見せながら日本語で「おねがいします」といってしまう私…。ヨンジェに頼らず韓国語を勉強しろと言ってやりたい。
ヨンジェは、メモを読むとすぐに「A」のサビを、少し小さめなトーンで歌ってくれました。またまた感激してしまう私。公演後なのに…ありがとう…マジで…。ちょんまるかむさはむにだ…。
ステージの時とは違う、少し低いキーの「A」にドキドキしながら、何度もありがとうと伝えました。めちゃくちゃ良かったです………。
ヨンジェは久しぶりの「A」に自信がなくなったのか、「ちょっと変でしたか?大丈夫ですか?」と日本語で聞いてくれました。変なわけがないし、私が韓国語できないこと察して、日本語で話してくれる優しさが、身に沁みすぎて…。それに甘えて「良かったです、good」と、次は英語に頼ってしまう自分がつらかったです。
その後、公演で歌ってくれた「Lemon」のカバーがよかったことを、勇気を振り絞って伝えてみることに。自分の口から出たのは「Lemonチェゴでした」。もはや英語、韓国語、日本語が混ざっている。
これはさすがに聞き返されました。そして笑われました。ごめんね…(笑)
最後は、ポストイットに書いていた「日本にきてくれてありがとう。大好きだよ」という言葉を読み上げてくれた、ヨンジェ。私の顔を見て日本語でひとこと…
「また日本で会いましょうね」
込み上げてくる「大好き」も、言葉にできず、「また来てください」と返してバイバイ。終わった後も震えが止まらず「うううー------」とサイン入りのアルバムを抱えることしかできませんでした。
それにしても、輝いて見えたヨンジェ。ピンクのジャケットでカッコよさもかわいさも完ぺきに兼ね備えた、推しの姿が目の前にあったなんて。本当に夢だったんじゃないかと思います。
いつも画面で見ているヨンジェが目の前にいることにも衝撃だけど、何よりもその優しさが衝撃でした。
緊張と焦りで「待っていたよ」「会いたかった」「うれしい」を全然言葉で伝えられなかったのは悔しいけど、少しでも気持ちが伝わっていたらいいな…。
こんなにファン思いで、優しい人だからこそ、私は「ヨンジェペン」なんだなと、改めて実感しました。素敵な思い出をくれて、本当にありがとう!
大好きな人の「また」を胸に、2023年も頑張って生きていけそうです。
また、すぐに会いに行けますように!!!
【余談】この文章を書くために、終わった後すぐにスマホにメモをとっていたのですが………
見返すと、大変なことになっていました(笑)
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!aupkでした。