【MIRROR MIRROR】平井大 鏡みたいなキミとボク
王子さまは言いました
「いつもキミを泣かせてばかりだね」
「ボクは不器用なんだ
上手く言葉にできないけれど
いつだってキミと同じ気持ちなんだよ」
お姫はさまは言いました
「ダメだね私
アナタを困らせてばかり」
王子さまは言いました
「ダメなのはボクの方だよ」
と
王子さまとお姫さまは
いつも一緒で
いつも離れ離れ
王子さまは言いました
「いつだってキミを想っているんだよ」
と
例えば
「キミが笑えばボクも笑う」
「キミが泣く夜はボクも泣く」
「キミとボクはいつも同じ気持ちなんだよ」
と…
鏡みたいなキミとボク