海外にいてもなお
わたしは日本人とよく遊ぶ。
ドイツにいた時もそうだった。
日本人の友達がたくさんできて、遊びに行ったり、ご飯に行ったり、旅行に行ったりした。
海外に行くのになんで日本人とつるむんだ。
なんていう人がいる。
確かに語学を学習しに行っていたドイツに関しては、きっともっとドイツ人と遊ぶ割合を増やしていたらドイツ語が上達していたかもしれない。
それでも、留学前は本当に将来の話や夢の話をできる友達が大学にたくさんいなかった私にとって、価値観の会う友達、広い世界を見たいと日本を飛び出してきた友達はとても新鮮で、いろんなことを相談できる友達がたくさん増えた。
海外に行く目的は人ぞれぞれ。
語学を本気で勉強するために、現地では日本人との交流を絶って現地の人とばかり遊ぶ人もいるだろう。特に友達を作らず、一人でこつこつ頑張る人もいるだろう。
その一つとして、わたしは価値観のある新しい日本人の友達をたくさん増やすという選択肢を選んだんだ。
実際に留学中に出会った友達は、たった半年や1年一緒にいただけなのに、いまだに連絡を取るし、結婚式にだって呼んでもらえていたりする。
1年に1回以上のペースで誰かに会っているし、いまだに旅行に行ったりもする。
きっと、「ドイツ」という慣れない場所で出会った人だから、「慣れない」を一緒に乗り越えたり仲良くできたりしたんだと思う。
今、タイに住んでいる私もやっぱり日本人と遊んでいる。
今回はタイ語を学びに来たわけではないからとうのもあるけれども、やっぱり、祖国を離れて外国で何かを頑張っている日本人には面白い人や、自分よりもだいぶ前を走っている人が多い。
これからも、たくさんのタイで頑張る日本人と会って、たくさん面白い人と出会って、たくさん面白いものを吸収していこうと思う。