長いようで短い30日
タイに来てから1か月がたちました。
4月24日に出国してからちょうど1か月。
かく言う私は1か月記念日のこの日にタイにはおらずマレーシアに来ている。(笑)
仕事を辞める意思を上司に伝え、なんとなく次の仕事をどうしようか考えているときに見つけた案件に直感で応募して、それからタイに来ると決まってから約2か月後。私はタイに飛び立っていた。
仕事の引継ぎや引っ越し、日本の友達との再会なんかしていたら2か月なんて本当にあっという間だった。
タイに来て1か月。
この1か月でたくさんの人に聞かれたこと。
「タイでの生活はどう?慣れた?」
この質問にシンプルに答えるならば、バンコクに関して土地勘だったり、タイ人の性格なんかもだんだんと分かってきた。きっとこれを慣れてきたというんだろう。
でも、嘘偽りなく話すのであれば、「慣れた」の一言に表しきれない葛藤があるのも事実だった。
新しい土地で新しいことに挑戦する。
それは思っていたよりも簡単なことではなく、その土地の生活に慣れるより先に仕事をしないといけない。ありがたいことに、いろいろと仕事をもらえるようになったことで、自分のキャパシティとの見極めも大変だった。
それでもオフをしっかりと取らないと走り続けられなかった私が、完全なオフなんてあまりなくても気づいたらこの1か月走り続けていた気がする。
もちろん常に全速力で走っているわけではない。
たまには歩くこともあったし、木を見つけたらその木陰で休ませてもらったこともあった。それでも、進む足を止めることなく、ここまで走り続けれ来た。
大変でないというと嘘になるが、しんどさはない。この大変さがどこか心地いい。3年前、大好きな仲間と目的に向かってただひたすらに走り抜けてきた1年間にどこか似ている。
それだけ大変なのにも関わらず、先日「日本に帰りたくならないの?」と聞かれたときに、まだまだ日本に帰りたいと思っていない自分がいることに気づいた。
この国でやると決めたことをやりきらないうちには帰れないという気持ちもあるが、一番はこの国にまだいたいという気持ちが自分の中に芽生え始めていた。
まだまだ慣れないこともあるけれども、少し仲良くなり始めたこの国で、私は元気にやっています。
怒涛の1か月。私はこの30日をきっと忘れない。