世界が少し楽しくなる方法
旅をしているとき。
留学していとき。
日本で外国から来た方とお話ししているとき。
そんなときにいつも思うのは、英語ってすごいなと思うこと。
ドイツ人、ブラジル人、韓国人、台湾人…。
母国語が違う国の友達ともコミュニケーションをとることができてしまう。
英語ができなくても旅ができる。
これは嘘ではない。
言語がなくても旅はできる。
実際に南米を旅していた時は、英語が通じなかった。
買物をするときは、ほしいものを指差して、欲しいを個数指で表現して、スマホの電卓を見せれば、旅をしている中で買物できないものはほとんどない。
Googlemapのオフラインマップがあれば、ネット環境がなくても行きたい場所に行けてしまう。
スマホという便利なものが当たり前に存在しているこの時代、英語が話せなくても思いのほか簡単に旅ができてしまう。
それでも、英語が旅を彩ってくれるのは紛れもない事実なんだ。
それは、まるで絵を描くときに似ている。
ボールペン一つでも絵は描ける。
それでも、「海を描いて」といわれた時に、黒一色で描くよりも、青や緑や白や黒…、たくさんの色でがいたほうが、私が伝えたい「海」を表現することができる。
冗談を言って笑いあった瞬間も、
日本の変わった文化について驚かれた瞬間も、
相手の国の知らない文化についてしれた瞬間も。
ぜんぶ、英語というツールがなければきっと私は出会うことができなかった。
そんなことを言っておきながら、英語がそんなに流暢に話せるかというとそうではない。
それでも、出会ってきた国の話や、日本の話、これまでの話や、現在、これからの話をできるぐらいの英語力は幸いにも習得することができた。
高校までの英語の勉強は大嫌いだったし、テストの点数も「英語」は足を引っ張る科目だった。
私が話している英語はなんてことない、日本でいう中学レベルの英語だし、難しいイディオムや文法は使わない。
単語力もそんなにあるわけではない。
それでも、そのちょっとの英語が、少しだけ、世界を楽しくしてくれるんだ。
旅に彩りを。
世界に彩りを。
きっと少しの英語が世界をもっと楽しくしてくれる。