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大切な3つのものがわたしにくれたモノ

一時期ストレングスファインダーなるものが流行った。ストレングスファインダーとは177個の質問に答えることで、34の資質がどの順番で強いのかが分かるテストだ。
わたしはこの手のテストが結構好きで、ストレングスファインダーももれなくやったことがある。もう数年前のことで結果は忘れてしまったし、きっとあの頃と今では結果が変わっているだろう。

自分の属性を表す要素は、時を経るにつれて変わっていく。周りの環境が変われば、関わる人が変われば、仕事が変われば、価値観が変わってしまうから。
そんな変わってしまう要素とは裏腹に、わたしの中には今も昔も変わらない3つの柱が存在している。

 

「言葉」

最初に思いつくのは「言葉」。
今も言葉をつづって生活をしているし、わたしがわたしたりえる根幹をなしているのがこの言葉だと思う。まるで人体を支える背骨のように、「わたし」という存在の真ん中でずっしりと腰を下ろしている。

いつからかなんて覚えてないけど、水を得た魚のように、気づいたらわたし自身を自由に表現できるのが「言葉」になっていた。

まるで小さな子どもがきらきらした宝石のおもちゃを大切に集めるがごとく、わたしの脳内にはきらきらした言葉たちがたくさんいる。
少し疲れたらそんな言葉たちを引っ張り出してきて、自分の表現したいものを表現する。言葉に乗せるだけで、この想いはどこまでも遠くまで飛んでいけるような気がした。

いつだって、言葉はわたしに表現することの楽しさを教えてくれていた。

 

「非日常」

数年前から、わたしは気がついたらそこに身を置きたくなっている。
いつもと違う、新しい、変わった…。そんな言葉たちを見つけると、それまで夢中になっていたことを、手放してそちらにいってしまうほどに魅力的な場所。それが非日常。

大好きな旅もその延長線上にある。
日々移り変わる景色、言語、そして文化。毎日違う街を歩いていると、それだけでいつもと違う何かと出会うことができる。

いつだって、非日常はわたしに新しい出会いをもたらしてくれる。

 

「人」

友達、先輩、そして家族。
生まれてから今までたくさんの人に支えられて生きてきた。
「一人でも生きられる」なんて思っていたような尖っていた時期もあった。けれども、たくさん笑って、たくさん泣いて、そうやって感情が揺れ動くときには必ず誰かがそばにいてくれた。

出会いたくなかったと思う人もいるのは事実だ。それでも、そんな人がいてくれるおかげで今のわたしがいる。これまでに出会ったいろいろな人が今のわたしを形作っている。

いつだって、人はわたしにあたたかな居場所をもたらしてくれる。

 

わたしってどんな人だろう。
それを考える時にいつだってこの3つが私の中にいる。複雑に絡み合って、それでいてときには1つ1つが自立して、高い空に向かってすんと伸びている。この3つがなかったら、わたしはわたしではなかったと思うと、大事な3つと一緒に歩んでこれたこれまでの人生はとても幸せなものだったなと思わないではいられない。

 

わたしが大切にしている3つのものがわたしにもらたしてくれたモノを大切に、これからもこの3つの大切なものたちと、きっとマイペースに生きていくんだろう。

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