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うんうん、この調子

人と会うことはわたしにとってはすごくエネルギーがいる。
気心知れた友達であれば大丈夫だけれども、初めて会う人、オフィシャルな場で会う人、仕事で会う人…そんな人間関係はすこし私には窮屈に感じてしまう。
そういう人とは必要以上に距離をとって接してしまうし、一緒にいればいるだけ疲れてしまう。
きっと友達とそうでない人とのパーソナルスペースにびっくりするぐらい差があるんだろうと思う。

 

それでも、ここ1週間ぐらい、自分を奮い立たせてたくさんの人に会ってみた。
たまたま、同じお店で一緒に飲んでいた人、前につないでもらっていた人。
普段外に出ても誰とも会わない取材のための外出だった私が、たくさんの人に出会うために外に出た。

疲れなかったというと嘘になってしまうかもしれない。
それでも、やっぱり人と人との出会いっていいなって思わせてくれる瞬間がたくさんあった。

 

今同じ仕事をしている人はみんな「人とのつながりがすごく大事だよ」と教えてくれる。
確かに、自分で探しに行く仕事よりも知った人から頂ける仕事は、自分のことを知ってくれているからこそピタリとはまることが多いし、認識のずれも少ないことが多い。
だからといって、自分から挑戦することを忘れてはいけないのだけれども…。

もしかしたら人と関わることが嫌になってしまったのではないだろうか。
毎日初対面の人とたくさん話して、相手の懐に入り込まないといけなくて、そしてそういう生活をずっと繰り返していたあの頃は、そんなことを思っていた。

人と出会うのが好きだと思っていた、人と関わるのが好きだと思っていた私だったけど、それは本当のわたしの姿ではなかったのではないか。
そんなことを考えて、悩んでいた私の姿はきっとここにはない。

 

関われる人を選べること。
関わる時を選べること。
疲れたら一息つくことができること。

わがままな私のペースで仕事ができる今の環境を選んでよかったなと、この道を進むことを決めたあの頃の自分をそっと褒めてあげよう。

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