「ひさしぶり」と「またね」
久しぶりに会う友達。
久しぶりに人と会うときは、そのときの自分に戻れるからすごく不思議。
高校の時の友達と会う自分は高校の時の自分。
大学の時の友達と会う自分は大学の時の自分。
ああ、そんなこともあったねと懐かしい話をしたり、
え?そんなことあったの?と今だから言える話をしたり。
住んでる場所が遠く離れても、近くに住んでいても、「わたしのあの頃」を知る友達と会っている時間は、どうしようもなく酒飲みで、どうしようもなく朝起きれない、そんなダメ人間な私のままでいれる。
近況報告が共通の知り合いの結婚の話題になったり、仕事の話題になったり、
あの頃と話す話題は変わってしまっても、友達はやっぱり友達だなぁ。と。
次に会うのはいつか分からない。
次会う予定も立てている訳ではない。
けれども私たちは「またね」と言って別れた。
会おうと思えばいつでも会えるんだ。
その安心感がとても、とても、嬉しかった。