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自分にちょっと厳めな、君へ。

出会った時からそうだった。君は周りの人からいい意味で少し浮いていた。いや、周りが浮足立っていて、君が地に足着いていたといったほうが正しいかもしれない。
ふわふわした中で君だけがしっかりと自分を持っているように見えた。それでいて、決して周りをバカにするわけでもなく、誰とでも一緒になってその場を楽しむことができる。そんなこと誰にでもできることじゃない。

 

きっとひょっとしたら、いや、ひょっとしなくとももう会わない人の一人になっていたかもしれない存在だった君と、また同じ場所で出会えるとは思ってもみなかったから驚いた。

たまたま興味を持ってくれて、たまたま声をかけてくれて、本当にいろんな偶然が重なった結果かもしれないし、もしかしたらこれは必然かもしれない。

 

久しぶりに見た君は、やっぱり地に足を付けて、まっすぐに自分だけを見据えていた。ゴールに向けて着実に進んでいく姿も、自分にちょっと厳しいところも、あんまり変わっていなかった。

人間関係は少しづつ変わっていく。現に私も中学や高校の友達とはほとんど連絡は取らないし、大学の友達でも連絡を取る人は数少ない。
それでも一度連絡を取らなくなった君と、またこうやって同じような場所にたっていられることに面白さを感じてしまう。

 

また人間関係が変わっていく過程で、別々の道を進むかもしれないし、これからもずっと同じ場所にたっているのかもしれない。

けれども、きっと君となら、どんな場所にいてもお互いを応援できるような気がしているんだ。

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