部屋の天井を見ながら
もう、月に一回、定例のようになってしまった友達との近況報告の電話。
今日何してたの?一日寝てたの?
と友達。
さすがに寝てないわ。と返す。
仕事やプライベートの多岐にわたる相談、報告、頭を使わないアホな話。
気付いたら居酒屋で軽く飲めてしまうぐらい話をしていた。
なんで彼女とはこんなにいろんな話ができるのだろうか。
別に「意見が合う」訳ではない。
そこは違うをきちんと伝えてくれるけど、否定されているとは感じない、不思議な感覚。
どうしようもない私を、助けるでもなく、道を明示するでもなく、かといって、ただただうんうんと聞くわけでもない。
でも、そのおかげで、とてもとても気持ちが楽になる。
電話を発明してくれた人に感謝だね、と笑いながら、次会えるのはいつかな。と思いながら、私たちは「またね」と電話を切った。