Joni Mitchellの「Little Green」について
音楽ライターの三橋さんからJoni Mitchellの「Little Green」という曲を学びたいという連絡があって、ワークショップでやりました。まだ、大人になっていない学生なのに子供が出来てしまったJoniの個人的な歌です。
ワークシップの後で、あなたの両親も学生結婚だったのでしょう?、と聞かれた。
父親の方は21歳の時の冬に、僕が出来たと聞いたことがあった。計画的ではなくしっぱいだったようだ。生まれた時は、父親は嫌な顔をしていたので、どうなるかと心配されていたと周りの人から聞いた。Joni Mitchellの子供とは違い、養子には出せれていなく、小学生の頃からニューヨークでヒッピー・カルチャーはたくさん見ている。しかし、両側の両親も何度も離婚をしていて15歳の頃には、どこが家で誰が家族になっているかが分からない時もあった。
この曲とCircle Gameの歌詞の説明とチューニングとアルペジオについて語った。これが歌詞の中心部(その後に日本語と説明があります):
Child with a child pretending
Weary of lies you are sending home
So you sign all the papers in the family name
You're sad and you're sorry but you're not ashamed
Little Green, have a happy ending.
大人のふりをした子供に子供が出来てしまった
家にウソの手紙を送るのはもう疲れた
だから、養子に出す紙にサインをした
悲しくて、申し訳ない。
でも恥はかいていない
ちっちゃなミドリちゃん、いい人生をおくってね!
Joni Mitchellがまだ絵を勉強している学生だった頃に、一緒に絵を勉強していた学生との間に子供が出来てしまい、相手の男の人にはカリフォルニアの留学が決まっていて、子供を自分で育てられないから、養子に出してしまった時の歌です。非常にソフトに歌われる曲ですが、聴いていると深い悲しみと怒りが入っているのが分かる。
この曲が収録されている「Blue」はJoni Mitchellで、最初に最も話題になったアルバムに入っているオープン・チューニング・ギターの曲で、1960年代のフリー・ラブの時代では多くの人がこの曲に感動を受けた。
それから何十年も経って、Joni Mitchellは探偵を雇って、自分の子供とその父親を見つけた。Joni はその頃は世界的な有名人だったので、初めは喜ばれてよく会うようになっていた。しかし、何かの時に、Joniに言われた言葉に対して娘は「あなたは私にそのように話せない。あなたは私を捨てた。母のようなふりはもうできない」と答えて、その後からは距離をとった関係になったと読んだ。
Joni Mitchellの曲についての話しはたくさん知っている。1980年代にもう一度子供が出来ていたことがあった。10年年下の彼女のバンドのベース奏者の夫との間だった。しかし、夫にレコード・プロデュースの仕事が入った時に流産してしまった。夫は仕事に行くのをやめて、そばにいようかと聞いたが、Joniは夫のことを考えて「行きなさい」と答えた。後で、本当はそういう時は自分をもっと守ってくれる人が必要だと気が付いて、離婚にすることになった。
尚美学園で非常勤講師をやっていた時も、このような歌詞と曲の説明をやくやっていた。こうした話しから人生のことを学ぶことがよくある。
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Joni Mitchell - Little Green (Live NYC 1967)
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