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私だけが見た世界と2週間

ここからどんな世界が始まるんだろう、って胸を弾ませた1日目。

前日に仙台駅から夜行バスに乗って成田に着いた。

親と朝食を食べて、行ってくるねって飛び立った。
初めての1人での飛行機、隣は韓国人。

機内食なんて初めて食べるから隣の韓国人の見よう見まねで2度目の朝ごはん。


仁川に着いて、広い空港の中で何とか見つけた搭乗口。

周りにはすでにネパール人がたくさんいた。なんとか乗り継ぎ成功。

隣のネパール人は優しかった。おすすめの場所、ネパールのこと。

日本語でたくさん教えてくれた。


ネパールの印象

入国審査で初めてネパール人と話した。

とても癖の強い英語だった。緊張した私は何もしゃべれなかった。

ネパールの空港は狭くて中にお見送りの人、お迎えの人が入れない。

何とか見つけたエージェントの人は少し怖く見えた。

飛行機の中で仲良くなったネパール人とはここでお別れ。この時に上着を預けたまま離れてしまったのはいい思い出。


空港からホテルまでの車内ではいろんなことを聞かれた。癖が強い英語、緊張でほとんど会話が成り立たなかった。

外は砂埃が舞っていた。

舗装のされていない道路。そこらへんにたくさんいる野良犬。食べれるのかわからない生のまま売ってある食べ物。

出だしは最悪な印象だった。でも、楽しみで仕方なかった。

ホテルに着いたら私を待っていたほかのボランティアの子たち。

ブロンドヘアーにピアスに英語。とてもじゃないけどついていけるか心配だった。

私に真っ先に話しかけてくれたのは中国人の子。私のつたない英語を聞いてくれた。次にオーストラリアの男の子。

次の日には名前を忘れてしまったけれども。


部屋は2人部屋。同じ部屋には誰もいなかった。遅れてくると聞いた。

トイレの水は濁ってる。シャワーから何が出てくるかもわからない。トイレとシャワーを区切るカーテンがない。テレビのチャンネルは変えられず、ずっと見ていたのはクリケット。

ネパール時間の1時を回り、怖くて寝れなくてスタッフに助けを求めようと靴を履いてドアを開けようとしたらルームメイトが来た。

神だ!!と思った瞬間だった。中国人でオーストラリアの学校に通っている女の子。たくさんたくさん喋った。



そのあとに浴びたシャワーが水で2人で笑いあったのは楽しかった。


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