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やりたい仕事をするということ

「夢を仕事にするなんて、一部の才能がある人だけだよ。」

こんにちは。
自称ダウナー系あゆむんです。

作家、ライター、声優など自分の能力をフル活用する仕事につきたいと言うと、ほとんどの人が止められるのではないでしょうか。
かく言う私も両親からこの言葉を言われ続けてきました。
そんな私は現在、会社に所属し正社員のライターとしての夢を叶えています。

今回は私がライターという夢を叶え、やっぱり「やりたい仕事をやろう」と思ったお話をしますね。

昔から文章を書く仕事につきたかった。

私が「文章を書くという行為」に夢中になったのは、小学校4年生の頃。
親友が小説を書いていて、私もそれを真似して文章を書き始めたのがすべての始まりでした。

自分の中の不満やもやもや、こんな人がそばにいたら、こんな世界観があったら、そうやって書いているうちにどんどん筆が進んで、文章を書くという行為が面白くなっていったんです。

将来的には作家になるんだ。

そう思っていた私ですが、中学、高校と大人になるにつれて作家になる厳しさを知っていきました。

一番現実を突き付けられたのは、高校にあがるときでしたね。
高校進学ともなると、親は先の大学受験まで考えだしますから、子供へのあたりも強くなってしまうものなんでしょうか。
高校に入学するとともに、親からは「もうそんな小説なんか書いてないで、将来を考えなさい。どうせ、作家になんかなれやしないんだから。一握りの人だけだよ。勉強をしろ。」って言われたんです。
一方で、小説作りで得た力を活かして、ゲームクリエイターになると言っていた親友は、いつのまにか医療方面への大学へと進学をしていました。

親にひっそりと隠れて小説を執筆し続けた私は、今も密に作家という夢を見ています。
その第一歩がライターというわけです。

そもそも皆が反対する理由は?

そもそも皆がこうした作家やライターなどの物書きの夢に反対する理由はなんでしょうか。
可能性としては、2つ考えられます。
1つは、金銭的に安定していないから。
私の場合、正社員として会社に所属しライターをしているわけですが、会社に所属しないでライターをしている人も多いのが事実です。
フリーランスともなると、月で決まった給料が入る正社員とは異なり、安定的な収入というのも見込むのが難しくなりますから、金銭的理由で反対する人も多いでしょう。
また、作家であればデビューをしない限り、あるいは本が何万部も売れるような環境でなければ収入もないので、なおさら反対されるでしょう。

2つ目の理由としては、好きなことを仕事にすると嫌いになるリスクがあるから。
これはよく言われているのが、「仕事で文章を書く」のと「趣味で文章を書く」のとでは文章への向き合い方が大きく違います。
仕事となるとどうしても「お客さんの表現を代行する」というのが第一となりますから、自分がしたい表現が必ずしもできるとは限らない。
だからこそ、「自分の書きたい文章」と「仕事として書く文章」にギャップを感じ、「こんなはずではなかった」と文章を書くという行為自体が嫌いになってしまうという可能性があります。

私の場合、1よりも2のほうを親によく言われた記憶があります。
というのも私の父親がクリエイティブ系の仕事をしていて、最初は広告系で楽しかったものの、最近では広告と関係ない仕事も多く入るようになったそうです。
そのため仕事が以前よりも面白くなくなったというのもあって、親が私に忠告をしていたのかもしれません。

それでも私がライターという職を選んだ理由

そこまで反対されながら私がライターになろうと思った理由は、好きなことにしか集中ができないと経験上学んだからです。

好きな仕事をしない場合

まず好きな仕事をしていない時の私の経験をお話しますね。
昔の私は親や周りに影響され「文章を書く行為は趣味にしよう。」と割り切り、定時で帰れる仕事につきました。
それが新卒で入社した某大手外資系での営業です。

最初の1年ぐらいは残業があっても、1時間程度で18時には帰れていました。
しかし営業活動が本格化すると、売り上げ結果が未達の日が続き、上司からパワハラを受けるように(以前のnote:パワハラで死にかけたから分かった!辛かったら逃げてもいいんです!)なりました。
パワハラを受け始めたときは、まだ精神的にも余力があったので、なにが起こっても「だってやりたくないし、自分には向いてないし、うるせえなぁ。」って思っていたのを覚えています。
そのうち終電帰りが続き、仕事への気力がなくなり、段々仕事に無関心になっていってしまったんです。
そして、最終的には心労がたまって線路への身投げ一歩手前で退職したわけですが、そんな状況下でも小説は書き続けていました。
仕事中はより良い営業をするためにはどうしたらいいだろうなんて1ミリも考えないのに、小説を書いているときだけは良い小説を書くための努力を自然としていた点に気が付いたんです。

「自分は好きなことじゃないとできない」

そこに気が付いた私は、ライターという道を歩むと相当な覚悟をもって決めました。

好きな仕事をした結果

実際に夢が叶ってこうしてライターをしているわけですが、本当に仕事には超集中できています。
営業をしていた頃とは違って、改善すべきところを積極的に探せますし、アドバイスを受けてもより良い文章を書くためだと無駄にへこまなくなりました。
また、お客さんが望んでいる文章が自分の方向性と違っても、それが将来的に必要な能力になるのであれば何を言われても踏ん張れるわけです。

売れるライターになるため、あるいは作家になるためには何が必要か。
そう考えたときに、やはり基盤となるのは文章力のはずです。

周りから色々なアドバイスをうける。
また仕事の中でより良い文章を書くためには何をしたらいいか考える。
それらの経験によって、その基盤が出来上がってくると思います。

仕事の中で、これが自分の能力にどうつながるか、将来的にはどう役に立つのか、わかりづらいものもあるのは確かです。
しかし、それが少しでも文章に関わるものであれば、こうした経験は無意識のうちに文章に活かせるはずです。
そう思うと、どんな仕事にも集中できるようになりました。


やりたい仕事をするということ

こうして私の場合は、やりたい仕事じゃないと意欲的に取り組めない性格だったのもあって、ライターという職についています。
昔自殺を考えていたのもあり、今の会社に入れず、フリーランスとしてライターもできなかったら、正直なところ死のうとさえ思っていました。
今回はライターに話を絞りましたが、どんな職種であれ私のように「命」をかけるくらい情熱をかたむけられる想いがあるなら、やったほうがいいです。

人生は一度きり、だからこそやりたいことをやって欲しい。
私は2度やりたくない仕事に就職してすごく後悔しました。
自分がやりたい仕事に就くのは、一部の才能がある人だけだと思い込んでいたわけです。
ですが、「やらない後悔」と「やる後悔」を天秤にかけたときに、私はやらないで後悔するのは絶対に嫌だと思いました。

これを読んで夢に向かってくれる人が増えたらいいなぁなんて。
無責任に感じるかもしれませんが、私はそう思うのです。

あなたの夢を全力で応援したいあゆむんより

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