ウルトラワイドのすゝめ
今回はおすすめモニターよりは「ウルトラワイドモニターってどんな使い方できるの?」と言った疑問に答えてきたい。
今回も使用してるモニターはDell S3422DWGのゲーミングモニターになります。事務用途でも使いがっては変わらないのでこちらで解説していきます。
……画面の割合の話が多いのであまり関係なかったりもするが。
そもそもウルトラワイドモニターって?
ドスパラ様の記事を参考に見ていこう。基本的な定義は以下の通り。
一般的なモニターだと縦横比率(アスペクト比)が16:9となっておりそれより横に長いモニターとなっています。ですが、21:9だとモニター1枚半では?とお思いの方もいると思います。
今回は実用的なウィンドウスナップを表示しつつ説明していこう。
また今回の記事ではゲームではなく実務作業の点で見ていくのでご了承願いたい。
フルウィンドウで使用する場合
この状態で使用する場合はゲーム使用とタイムラインが横に長い時に限る。
無論この状態でWordやExcelを使用しても何も問題はないがただ余白が大変多くなることだけは留意してほしい。
タイムラインが横にうまく利用できるとして動画編集が挙げられる。
各種動画素材やタイムラインを目一杯使用できることはかなりのメリットとなってくる。
今回はCapCutを例に見ていこう。
上半分は素材+プレビュー+詳細。下半分はタイムラインとなる。
素材は多く配置しても大半が見られる状態、タイムラインはかなり長く見れる状態であることがお分かりいただけるだろう。この状態で拡大してもかなりのラインとレイヤーが確認できる。
分割した場合 その1
こちらからはウィンドウスナップ機能(Windows11の基本的な機能)を利用したウィンドウの分割で見ていく。
まずは1:1:1で分割した場合。
作業ウィンドウを中央にして両サイドに資料を配置する形になる。これはこれで悪くないが、作業領域の狭さは払しょくできない。
参考の画像みたくWordやGoogleドキュメントであれば問題はないがExcelやGoogleスプレッドシートの場合はこの分割割合はあまり選択はしないと思われる。
分割した場合 その2
その1と同じ3分割であるが割合が変わったものになる。
中央の作業ウィンドウを広めにとり両サイドに資料を配置する形になる。
前述のその1ではExcelやGoogleスプレッドシートには手狭と書いたが、この場合は作業ウィンドウにそれなりの横幅があるので作業性も見やすさも向上している。
両サイドに資料。となっているが片方は資料、もう片方はSNSのチェックに使ってもよい。もちろん、SNSがメインにならない程度でお願いはしたい。
分割した場合 その3
こちらからは2分割の均等割りとなる。
ウルトラワイドの画面の特性上左右均等割はあまり向かないと筆者は考えている。
ではこの配置を使用する理由とは?
もちろん左右でのデータ比較となる。今の時代色々なものに取って代わられているが目視でチェックしなくてはいけない物はまだ存在する。(手書きPDFとか送ってくるなよ?)
括弧内にも書いた手書きPDFをAI-OCRでデータ化しても最終的には人間の目でチェックしないといけない業務がある。その際にこの均等割りが役に立ってくる。
左右の視点移動は多くなるがモニター2枚並べた時より同一モニターで完結してるのでまだまだ見やすいかと思われます。
分割した場合 その3
筆者が多用するのはこの割合での分割です。
主にWeb系(HtmlやWordpressなど)で多用しています。どちらかと言えば左目のほうが認識しやすいのか利き目というのが存在するのかは分かりませんが主作業領域は左側になります。
また、メインストリームとなっている画面解像度に近い形での作業とプレビューが見たいので大体はこの画面分割を採用しています。
もちろん解像度に沿ったWebページは構成していますが……(さらに隣にもう一枚フルHDのモニターでプレビューしてることも多々あります。)
では右は何を配置してるかと言えば大体は資料です。Htmlは主業務ではないので定期的に忘れます。何ならフロントエンドの開発なんて定義すぐ変わりますしね。常に置いて調べつつ業務にあたっています。
業務内での調べものについても大体はこの配置で行っています。
左側が検索ブラウザ、右側がSlackなどのコミュニケーションツール。これが一番やりやすいと筆者は考えています。
こんな配置もできる……けど、マネしないで
過去数回、この画面配置で配信をしたことがあります。
これが直接的な原因ではないとは思いますが、なぜかブルースクリーン吐いて配信止まったことがあります。
描画のマシンパワーが足りなかったのか、単純に割り込み処理が多くてハングアップしたかは今となっては分かりませんが、それ以降この配置の配信は行っていません。
積極的にマネはしてほしくないけどこんな配置もできる一例でした。
超ウルトラワイド!
21:9の縦横比率(アスペクト比)の話でずっと進んできましたが、32:9(16:9が2枚分)のウルトラワイドも存在しています。
今回の記事で書かなかったのとおすすめできなかったのは、単純に価格と大きさになります
価格.com調べにはなるが最低は10万から、上を見れば25万となかなか手が出せない金額になってくる。
大きさの問題もある。横幅が120cmが基本となってくるので一般的なデスクでははみ出る可能性がある。
そういった点もあり今回はおすすめも紹介もしてない部分もあります。
最後に
やはりウルトラワイドは人を選びます。
ですが、自身がやることにばっちりかみ合った際の使用感は最高に良いです!
安価なものは3万円台からあります。下手にモニター2枚買うよりも安くつく場合もありますので、筆者やウルトラワイド愛好者に意見を聞いてぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか?