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上原歩夢はメンヘラでもヤンデレでもないよ。という話
どうもち〜!
突然ですがみなさん、歩夢ちゃんの5thソロアルバムの楽曲『Working Dream』のリリックビデオは見た事ありますか?
僕は恥ずかしながら最近になって初めて見たのですが、とても良かったです。
可愛らしい探偵風の衣装に、歩夢ちゃんの等身大を描いた素敵なラブソング。
こんないいリリックビデオがあったんですね。
た だ し
コメント欄だけはいただけませんね。
「完全なヤンデレではないけど行動にでるのがいい」
「ストーカーじゃん でも重い愛がらしくて好き」
「歌詞が不穏で怖い」
「ヤンデレな感じがいい」
……?は?
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かすみんも俺もマジギレです。
いや待てよ、と。
歩夢ちゃんは別にヤンデレでも無いしストーカーでもないだろ、と。
まず最初に断っておきたいのは、こんなコメントばっかりでは無いことですね。
普通のコメントも沢山あります。
これより酷いコメントも割とあります。
もうひとつは、俺は「愛が重い」こと自体はその通りだと思ってます。
貴方から貰えるなら風邪だっていい、って言う女が重くない訳ないだろ。
という事で、今回の記事は「そもそも上原歩夢はメンヘラでもヤンデレでもねぇよ。」という話をします。
・君達ははなぜ人生で上原歩夢をメンヘラと呼ぶのか
まずなんで歩夢ちゃんに「ヤンデレ」だとか「メンヘラ」って目が向けられてるのか。
その元凶は多分ですけど、スクスタのエピソードかアニガサキ1期11話。
本来ならどちらの誤解も解きたい所ではあるのですが、今更サービス終了したゲームの話をしても仕方ないので、今回はアニガサキの方にフォーカスして話をしていきましょう。
僕の記憶する限りだと、1期11話の「せつ菜ちゃんの方が大事なの!?」から押し倒す一連のながれがやれメンヘラだのヤンデレだのと言われてた気がしますね。その辺の話をしましょうか。
あのシーンって、自分を取り巻く環境が変わっていき、ずっと一緒だった幼なじみの知らない姿が増え、離れていってしまう、自分を置いて先に行ってしまう。
そんな不安が募っていく中で、せつ菜が自分の知らない侑の姿を、ピアノを始めた事を知っていた事が引き金になって積りに積もっていた不安が爆発した。
そういうシーンなんですよ。
不満じゃなくて、不安ね。
あの時の歩夢ちゃんは別にマジで「せつ菜の方が大事なの?」って聞いてる訳じゃないんですよ。
あれって、せつ菜っていう別の女に目移りしたの?って確認ではなくて、ただ、今も昔も自分たちは変わっていないと、その事を確認したかったんですね。
だからこそ、ここで1度安堵するんですね。
今も昔も何も変わっていないかもしれないから。そしてだからこそ、この後の侑の「歩夢にしたいのは、もっと先の話」で例の押し倒しが発動する訳なんですね。
あの時の侑は多分ですけど、「せつ菜って別の女に目移りしたの?」の意味の方で捉えてたんでしょうね。いやそこまででは無いとしても、そういうニュアンス。
これは予測に過ぎないですが、もしかしたら今までも歩夢ちゃんが別の子に嫉妬するみたいな事があったのかもしれませんね。
ただ今回ばかりはそれではないんですよ。
あの頃の自分たちの関係から変わってしまうことが怖い、不安。そういう話なので。
だから「せつ菜が知ったのは偶然」みたいな話も歩夢ちゃんにとってはきっと割とどうでもいい言い訳だったと思うんですよ。
せつ菜が知ろうが、愛が知ろうが、果てには今日子が知ろうが、あの時の歩夢ちゃんからしたら細事なんです。
ただ、スクールアイドルを始めたあの時から何も変わっていて欲しくなかった。
それが、それだけが怖かった。
さて、ここまで見てどうですか?
やっぱりメンヘラですかね?
……それは仕方ない。ここの下りはメンヘラと言われても仕方ないくらいに歩夢ちゃんが不安定。
いや僕はここも別にメンヘラだとは思ってませんけどね。
未来へ進むことへの不安、何かが変わることへの不安って相当だと思うんです。
そんな不安の中、ずっと一緒だった大好きな幼なじみの知らない側面が増えていっていって、一緒にいられなくなってしまうかもしれない。
思春期の女の子にとってそれがどれだけの重さを持つのか、僕には想像もできませんが、こうなっても仕方ない程の重さをもつのではないか、とは思います。
歩夢ちゃんは常に不安定な訳ではなく、募る不安の中、侑の1人で進んでしまうような一言が起爆剤になり爆発した。
それをメンヘラの一言で片付けるのはどうかなとは思いますが……
ただ、ここばっかりはメンヘラと思っても仕方ない。
思っても仕方がないってだけでメンヘラだって言ってる訳では無いですからね。
少なくとも僕はメンヘラでは無いと思ってます。
はい、ここまで前置きです。
歩夢ちゃんがメンヘラじゃない話はここから。
・変わりゆくもの、変わらないもの。
ここからは12話の話です。
侑との関係が変わっていく事に不安を覚えていた歩夢ちゃんですが、スクールアイドルフェスティバル(以下SIF)の準備を今日子ちゃんたちと進める途中、自分を大切に思ってくれてる人が増えてる事に気がつくんですね。
進んでいくことで自分を好いてくれる人が増える反面、そうしたら侑と一緒にいれなくなってしまうかもしれない。
そうして「どうすればいいのか分からないよ」とふたつの気持ちの間で板挟みになってしまうのですが……
そんな歩夢ちゃんの心を動かしたのはせつ菜でしたね。
せつ菜の「始まったのなら、貫くのみです!」の言葉に胸を押され、「止めちゃいけない。我慢しちゃいけない。」と歩夢ちゃんは侑の元へとかけ出します。
この時の「止めちゃいけない。我慢しちゃいけない。」ってアニガサキ1期1話でも出てるんですけど覚えてますか?
あの時は、本当はピンクとか可愛らしいのが好きだったけど、もうそういう年齢でもないと自分の胸の奥の本当の気持ちを隠していた歩夢ちゃんが、一歩を踏み出していましたよね。
あの時、胸の奥ではスクールアイドルをやってみたいって気持ちがあったように。歩夢ちゃんは胸の奥では前に進んでいく事を望んでいたんですね。
それでも何かが変わっていくことが不安で怖かった。
だから歩夢ちゃんに必要だったのは一歩踏み出す勇気だけだったんですよ。
そして、せつ菜から勇気を貰った歩夢ちゃんは侑の元へと駆け出します。
そこにはファンの子達と侑がいて、SIFでの歩夢ちゃんのステージを作っていたんですね。
ここで歩夢ちゃんは、今日子たちからは「愛」を、そして侑からは「変わらぬ想い」を貰うんですね。
それを受け取った歩夢ちゃんは、侑に抱きついたあと、今日子たちも抱きしめて「みんな大好き」って言うんですよ。
これ最初に侑に抱きついた後にみんなを抱きしめるんですけど、最初は侑しかいなかったけど、だんだん自分を取り巻く人が増えたって事の暗喩でしょうね。
自分を好きだって言ってくれる人が増えていくように。侑が自分の道を見つけたように。
変わりゆくものもあるけれど、変わらないものもある。
その2つを抱きしめて歩夢ちゃんは進んで行けるんですね。
はいここ!!!ここまで見たらもうどう考えてもメンヘラではありません。
自分を大切に思ってくれてる人のために歌いたいと、そう思える子のどこがメンヘラなのか。
進んでいくことへの、変わっていく事への不安を乗り越えた子のどこがメンヘラなのか。
そう、メンヘラじゃないんです。
分かりますか?
上原歩夢はメンヘラでは無いんです。
もう一度いいますよ。
上原歩夢はメンヘラでは無いんです。
ヤンデレはもう言うまでもないですね。
そもそも病んでもないってのはここまで読んでくれた貴方なら分かるはずです。
・終わりに
ここまで読んでくれてありがとうございます!
メンヘラでは無いって話がメインのつもりでしたが、ほぼ1期11.12話のレビューみたいになっちゃいましたね。
まあ、そこを除けばメンヘラって呼ばれるような要素も無いですからね。
あ、これでも歩夢ちゃんがメンヘラだと思う人はマシュマロにメッセージください。
介錯してあげますから。
まあ介錯は冗談にしても、晴れないモヤモヤがあるならマシュマロまで送ってください。
上原歩夢がメンヘラではないという正しい認識を広める手伝いをさせてください。
それでも歩夢ちゃんがメンヘラだと言うなら…………
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さようなら