【カドショ店員が語る】ターミナルワールドで地獄を見た話
はじめに
こんにちは、こんばんは歩夢です。
この記事を書いている時は明日遊戯王最新弾「ターミナルワールド2」が発売しますが、今回はその約1年前に発売した「ターミナルワールド」が地獄だった話をします。
普段カードショップで働いているいち店員の魂の叫びとして見てください。
ターミナルワールド基本情報
2023年11月25日発売
1パック242円 1ボックス15パック
全145種類+1(エクゾディアの腕)
収録テーマ 霊獣、インフェルノイド、氷結界、ジェネクス
このパックのやばいところ
ここからこのパックのやばいところをいくつかお話します。
収録枚数が多すぎ
まず収録枚数が多すぎます。
全145種類です。
他の弾と比較すると
「スプリームダークネス」81種類
「ターミナルワールド2」93種類
こうなった原因は「氷結界」と「インフェルノイド」です。
テーマ内カードが多すぎます。
なんでこの2つのテーマを一緒のパックに入れたんですかKONAMIさん!
種類が多いとお店での管理が大変なので普通にやめて欲しいですね。
レアリティが無駄に多い
この弾レアリティが謎に多いです。
ノーマル
パラレル
スーパー
スーパーパラレル
ウルトラ
ウルトラパラレル
シークレット
シークレットパラレル
クォーターセンチュリー
と何故か普段の倍以上のレアリティがあります。
しかもほぼ全てのカードにクォーターセンチュリー以外のレアリティが存在しました。
はっきり言ってこれ考えたやつ頭おかしいです。
僕もプレイヤーなので安い値段で欲しかったカードが手に入るのは全然いい事なのですが、
お店側からすると
ハイレアは売れないし、スーパーとスーパーパラレルの違いは分かりづらいし、管理はしづらいし、売変も大変だしでいいことは少ないです。
本当にやめて欲しいです。
パックが売れない
皆さんご存じだと思いますが、このパック売れませんでした。(シングルも含め)
理由は単純明快でストレージでほぼ全てのカードが揃うためハイレアにしたい方やこだわりのある方など以外ショーケースカードやパックで買う必要ないからです。
その結果大量に在庫を抱え今もそれなりに残っています。
発売当時の話
というわけでここからは発売当時の話です。
先程のやばいところを見た方はわかると思うのですが、作業量がいつもより多いです。
大体カードショップは前日などに在庫を一部開封してシングルカードにする作業がありますが、カードの種類とレアリティが多いと
まず開封し、レアリティに分け、同名カードをまとめ、スリーブに入れて値付け
この作業が一気に増えます。
誇張表現無しで半日かかります。
特に氷結界とインフェルノイドは種類が多いのに名前は似てるし、属性は同じだし、イラストも似てるしで仕分けにすごく時間がかかりました。
当時作業をしていた時はこの惨状を知らない元店長に作業が遅いと怒られました。(許さん)
当日は売変作業が大変です。
発売した週は値段の変動が顕著なのでリアルタイムで値段変更作業(売変)を行いますが、この作業も種類とレアリティが多いと時間がかかります。
さらに買取では先程述べたようにスーパーとスーパーパラレルの違いが分かりにくく買取査定にも時間がかかります。
本当にこのパックはカードショップ泣かせなんですよ。
最後に
ここまで読んでくださりありがとうございました。
半分愚痴みたいな感じにはなってしまいましたが、カードショップってこんなことしてるんだと思って頂けたら書いた意味あったのかなと思います。
明日は「ターミナルワールド2」の発売日ですが、ここで書いたことの半分くらいは改善されているみたいなので前回みたいなことにはならないと思います。
次の雑談は「スプリームダークネス」についてお話しようと思います。
ありがとうございました。