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YAGP時代の映画「ファーストポジション」からバレエコンクール低年齢化への問題を考察

ようこそ!
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ロシアとバレエに興味がある人に向けて
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また、
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さて
バレエ界隈を多いににぎわせた
今年のYGP日本予選

無事終わったようですね。

YGPというと
どうしても
映画「ファーストポジション」
思い出してしまう年代です(笑)

つい先日、
その主人公の1人だった
ミケーラさんがお亡くなりになるという
悲しいニュースも
バレエ界を駆け抜けましたね…

なによりこの映画。

長女がバレリーナへの夢を
本格的に思い描き始めたころの

ドキュメンタリー映画ですから
とても思い入れが強かったと
記憶しています。


家族の期待を背負っている子達

映画の中で印象的なのは
本人はもちろん、
支える家族の大変さ
伝わってきます。

・見返りを求められるものなのか

お金の話も
出てくるのですが

バレリーナを目指すためにかかる費用が
「家が建つ」くらいだと
揶揄されています。

それだけお金をかけたんだから
「ちゃんとプロになってね」
という

家族の期待が込められた背景を
感じました。

また、
南米から才能を見出されて
コンクールに出場した
バレエ男子がいます。

彼は
バレエダンサーという職業人になることで
家族の生活を支えるという
見えない圧力を背負っている
ようでした。

・普通の子どもではいられない

映画の主人公といって
真っ先に思い出すのは

ミコちゃんです。

彼女は
バレエ漬けの生活にシフトチェンジするために
学校へ行かず
家庭学習に切り替えました。

その時のセリフで
印象に残ってるのが

撮影当時12歳だった彼女が
「子ども時代は終わった」
と言ったことです。

映画を見ていた時代、
長女はまだ小学生でしたが

バレエっ子が
周りの子達より精神年齢が高いことは
すでに納得していました。

それくらい、
バレエの道を目指すということは
特殊な道のりになるんだなと
感じました。

・一生懸命なのは親のほう?

ここで登場する
「バレエママ」たち。

その存在は
とても素晴らしいですよね。

だって、
我が子の才能を信じ、
努力を支え続けることができるのは

並大抵のことではありません。

親の熱量
映画の中では半端ない印象でした。

総じて
経済力も併せ持っていますしね。

我が家には
最も欠けている部分でしたので
お金については
この映画を参考にできることは
ありませんでした(笑)

YAGP密着撮影当時、
親子で同じ目標に向かって
夢を追いつづけるという

きらきらしたストーリーに
釘付けになったバレエママ世代は
多かったと思います。

そして時代はさらに過酷に

この映画が公開されたのは
2011年。

そして、大なり小なり
バレエコンクールは

今も世界中で
開催されています。

・低年齢化の波

そして
コンクールといえば
ひと昔前には
考えられなかったような

低年齢のカテゴリー
増えた気がします。

「舞台慣れ」
「バリエーションを踊れる」
「一曲踊る中で鍛錬される」

親が求めているのかなぁ~?と感じたり。

また、
YGPに関連していえば
Xに気になる投稿がありました。

・早期教育が大事と言うけれど

このツリーの最後には
問題提起もされていました。

若い才能を
生かすも殺すも
周りの大人、環境、

そして親の判断
何より大事です。

我が子の本質を
幼いころから見ている親だからこそ

「バレエ」という特殊な世界に
その年齢で順応していけるのか

見極められるのは
親しかいません。

海外のバレエ学校のディレクターは
若い才能が欲しいに決まってるんですよ(笑)

ここでいう才能とは
身体の条件はもとより、
音楽性や柔軟性、

そして、
どれくらいバレエに向いているか、かな。

バレエ留学は
毎日バレエ漬けの生活ができるという
憧れもあることでしょうけれど

「生活」になるんですよね。

なので、
一番冷静でいてほしいのは
親御さんなんです。

まとめ

バレエに限らず、
芸術家を育てるのは

年齢が若いうちからじゃないと
だめだというのは
よく聞く話です。

ここで、
元保育士maruちゃんの立場から

エリクソンという心理学者の
「発達段階」に照らし合わせた

この年齢特有の
「課題」と「危機」についてを
参考資料として
出してみましたよ😊

青年期(12歳~19歳)
青年期の発達課題は「アイデンティティの確立」です。
この時期は思春期でもあり、”自分は何者であるのか”、”どのような価値観を持ち、将来どのような方向に進むべきか”を思い悩む時期です。
自分の価値観や信念を探求したり、家庭・学校・友人・社会の影響を受けながら、自己認識を深めていきます。
その際、若者が自己を探求し、異なる役割や価値観を試せるよう、多様な経験を積む機会を設けると良いでしょう。
自己探求の過程で失敗してしまった時には、親や教師・カウンセラーが適切にサポートし、励ましの言葉をかけることが重要です。

一方、この段階の心理社会的危機は「役割の混乱」です。
自分が何者であるか、将来何をするべきかについての明確なビジョンが持てず、混乱を感じることがあります。
また、異なる価値観や信念の間で迷い、どれが自分にとって重要かを決定できない状態が続くことがあり、自己探求に失敗すると役割の混乱や自己認識の不確かさが生じてしまいます。

アイデンティティの確立の課題を克服することができると、「忠誠」という力を得ます。
忠誠とは、自分のアイデンティティや価値観に対する誠実さと一貫性です。忠誠を得ると、自分が何者であるかについての明確な理解と、それに基づく行動や選択ができるようになります。

STEMONより引用

YGPでいうところの
プリ部門で入学許可から留学となる年齢も
概ね当てはまってきますね。

ただでさえ
自分とは何者なのか?を
考え始める年齢なので

親以外に
身近に相談できる大人や友人が
いることも
海外留学では大事でしょう。

まぁ、
最終的には
そのお子さん次第、となるわけですが

低年齢化に対する危惧は
バレエママとして
冷静に

頭の隅に置いておいても
いいかもしれませんね。


最後に…

本当に才能あふれるお子さん達が
留学をきっかけに
バレエを辞めてしまった話を
たくさん聞いていて

とても残念に思っています。

バレエを踊っていくのは
子ども本人です。

では
親(バレエママ)は何をしたらいいんでしょう?

答えは
とってもシンプルです!


⬇️⬇️⬇️

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バレエっ子を支えるバレエママを

更に私が支えることを目的にした
お役立ち記事や
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ロシアバレエ留学に
特化した内容もあれば

バレエママとしての
心構えについても
お伝えしています。

保育士と言う専門性を活かした
「子育て」に触れながら

バレエっ子を育てる
バレエママを応援
していきますので

興味がありましたら
是非ご入会を
お待ちしていますね!














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