だって、大人だから

駆け出しのライターとして出会ったメンバーたちが、毎回特定のテーマに沿って好きなように書いていく「日刊かきあつめ」です。

今回のテーマは「#言い訳」です。

前々回に日刊かきあつめの記事で触れたスラムダンクの映画を、8月末にやっと見に行けた。ネットフリックスでも配信されているので「何ならそっちでも良いかな〜」とか思っていたのだが、いや〜映画館で見て正解だった。臨場感のある映像もさることながら、音の緩急がとにかくすごかった。静けさと歓声のアップダウンが素晴らしくて、漫画で結末は知ってるものの最後までドキドキしながら見れたよ。あと、大好きなミッチー(三井寿)のめちゃくちゃキレイなシュートフォームが、本物のようなリアルな動きで見れて、本当に本当に感動した。映画を勧めてくれた友達に感謝です。

それで映画を見たら、(案の定)漫画をもう一度読み返したくなった。「ミッチーvs流川の1on1のシーンって何巻だっけ?」「ミッチーがスタミナ不足でぶっ倒れたのってどこ戦だっけ?」などなど(おいおい、ミッチーばっかだな)、もう漫画を見たい衝動が抑えられなくなったわけだ。しかし、スラムダンクはジャンププラスなどのWebサイトでは配信されてないし、電子版もないようだ。ということは、紙の漫画を買うしかない。

部屋の本棚をチラリと見る。引越しのタイミングで買った本棚は文庫本やら漫画やらでそれなりに埋まっていて、新参者を受け入れる余裕はあまりなさそうだ。だいたい実家にあって、こちらの家に迎えたい漫画もまだたくさんあるのに(ホイッスルとかテニプリとか、フルバとか)これ以上増やしてどうする? という気持ちはあったものの気づけば通販サイトで「スラムダンク 漫画」と調べていた。どうやら通常盤に比べ、新装再編版と完全版があるらしい。新装再編版は表紙書き下ろしの20巻、完全版はサイズが大きくカラーページ付きの24巻(もちろん表紙書き下ろし)と、いずれも通常盤(31巻)より巻数はコンパクトにまとまっている。

本棚もちょい詰めれば新装再編版の20巻くらい入るのではないかと思い始めた時点で、もう自分の中で買うのは決定していたかもしれない。おまけに新装再編版の書き下ろし表紙のミッチーがかっこよくてかっこよくて…ぜひこれを手中に収めたいという気持ちが沸々とわいてきた。映画を勧めてくれた友達も映画鑑賞後に全巻揃えたらしいし、新装再編版は全部で1万3千円くらいでまあ手が届くし、などさまざまな言い訳を自分にして(する必要もないのに)、結局はポチっていた。

結果的に良かった、満足です。欲しいものを思い立ったらすぐ買えるのが、自分でお金を稼ぐ大人の良いところであり、悪いところでもあるよね。まぁ毎日読んでるし、布教用にも使えるし、無駄ではなかった。うん、まったく無駄ではなかったよ(また言い訳してる)。

執筆:otaki
編集:アカ ヨシロウ

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