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Photo by
satomigoro
閻魔さまに話をつけに【ある夢】
【聞き書き】
近所の子どもが亡くなった。父親と母親がどうしてもその子に会いたいと言う。
「わかった俺が話をつけてくる。」
と言って、俺は三途の川を渡って閻魔さまに会いに行った。閻魔さまは、その子の名前を3回呼んで返事があれば連れ帰ってよいという。果たして3回その子の名前を呼んでみた。返事はなかった。
俺は3分以内に三途の川を渡って、この世に戻らなければならない。そうしないと、俺はここに永遠にいなければならなくなる。つまり俺が死んじゃうんだ。代わりにその子がこの世に戻れる。俺はまだやり残したことがあるから今死ぬわけにいかないんだ。
俺は必死に三途の川を渡ってこの世に戻ってきた。閻魔さまとのことをその両親に話をした。大いに悲しんでいたが、仕方ないんだと言い聞かせた。