遅刻するなの圧
わたしと仲良しのiPad、もうWi-Fiでしか使わないので解約するためにauショップへ。
コロナのこともあるし、スムーズに終わらせてサッとスタイリッシュにお店を出ようと、予約してみました。
10時半。『遅刻したら予約取り消しになりますのでご了承ください』ってさっ。
いつも通っているクリニックよりも時間にキビシイじゃないか!
そのクリニックは「調子が悪いなら家で休んで、調子がいい時に来てくれれば大丈夫ですからね」って言うのに。そんなクリニックは不思議だけど嫌いじゃないのです。
遅刻するなという圧。わたしにとっては結構な圧でありまして。
だってさ、途中の信号が全部赤でなかなか進めなかったらどーするのさ。
美味しそうなテイクアウト限定10個のお弁当が残り1個だったらどーするのさ。
段差でつまづいて膝を強打し、なおかつ歩けないほどに痛い、そして何よりも恥ずかしかったらどーするのさ。
モデルになりませんか?ってスカウトされたらどーするのさ。・・・それは無いな。
ワイドショーにインタビューを受けたらどーするのさ。・・・それも無いな。
YouTuberに突撃されたらどーするのさ。あの左と右で髪色が違う人。・・・それも無いね。
だからみんなはちょっと余裕を持って出かけるのか。
わたくしも頑張らなくてはなりません。
そのあとは役所へ。どうしてこんなに役所へ行く用事ができるのか自分でも不思議でたまりません。トイレの位置もベンチの位置もなんなら顔ぶれも把握していて、もはや役所のプロとはわたしのことです。
役所ってあまり得意じゃないんですよね。
あの匂いと暗めの照明、ザラついた空気、いろいろ貼ってあるポスター。
自殺防止のポスターも貼ってあって、「踏み出す前にここに電話しよう」みたいなポスターなんだけど、小さい文字で「通話料かかります」って書いてありました。
電話したらきっと相談する時間が長くなるはずで、通話料負担になるならかけない人も多いと思うんだ。通話料すら切羽詰まっている人はたくさんいるもの。
本末転倒。まさにこの4文字が当てはまるんじゃないのかな。
世の中なんて本末転倒でできているようなものだなぁって役所に行く度に思ってしまうのです。これは別に役所で働いている方々がどうのっていうわけではなくて、いろいろなシステム的なこと。わたしがどうこういう立場じゃないのですが。
本末転倒、理不尽、不条理。
なんだかそんな暗い言葉しか出てこないので、限定10個残り1個のお弁当のことを考えようと思います。
そんなシチェーションに出会ったらもう買うしかないよね。だって限定でなおかつ売れているからこそ残り1個なんだもの。
でももし買った後に遠目でふと振り返ってみて、限定10個がまた補充されてたら、わたしは「理不尽だ!!」ってそれこそ怒ると思います。本気で!
結構あったりして。そんなこと。