【宗教に興味あり】台湾の世界宗教博物館で世界の見え方が変わった
みなさんは、信仰している宗教がありますか?
なんて聞かれると、ドキッとしてしまいますよね。
それもそのはず。日本では、おそらく多くの人が「宗教」というものを意識する事なく生活しているでしょう。ふわっとした概念があるだけで、むしろ宗教関連の話題は若干センシティブな話題として避ける風潮さえあります。
でも、一歩外国に目を向けてみると、宗教はそれはそれは身近なもの。
台湾で語学留学をしていた時、教室にはさまざまな国から学生が集まっていました。授業中の会話の中で、宗教の話題はごく一般的な話題として登場していたのが印象的でした。
自分が信仰している宗教をはっきりと答えられる人は多いのはもちろん、世界各地域の文化は宗教の思考や習慣に深く根差していることを実感して「宗教」というものに興味津々に。
そんなわけで、台湾にある、世界の宗教を学べる博物館に行ってきました。
世界宗教博物館
世界宗教博物館は、台湾の台北エリアに位置する博物館。
展示部分は2フロアに分かれており、まずは上の階から観覧をスタート。
説明文は英語と中国語のみですが、視覚的に理解しやすい展示なのでご安心を。
展示されている宗教リスト
世界宗教博物館には全11種類の宗教が展示されています。
大量の展示品たち
各展示スペースには、その宗教で大事な役割を持つ宗教用具がたっぷり並べられています。
解説文は英語と中国語のみですが、こういった展示物を見るだけでも各宗教の特色を味わえます。
特に古代エジプトコーナーのツタンカーメンレプリカは凄い迫力!
展示を見て感じたのは、アジアの宗教(仏教、道教、神道教)は共通点があること。
木魚をはじめ、所々共通する宗教道具が見受けられたので、文化は伝達されてお互いに影響し合うものだと実感。
神道コーナーで日本の習慣を見つめなおす
日本古来の神道には、信仰対象としての人物は存在しません。以前台湾人と神道について話したとき「神道でははっきりとした神様が決まっていないのに信仰するのはなぜ?」と疑問を投げかけられたのが印象的でした。
日本で生まれ、日本の文化に則って生活していると、神道について意識することはほとんどありませんよね。わたしもそうでした。
ですが、外国文化に触れた今、自分を無宗教と思っている日本人も、習慣や思考の面で少なからず神道に影響を受けていると言えます。
近くにある仏教コーナー(仏教も日本人の習慣に大きく影響を与えている)と照らし合わせながら、普段意識することのない神道の習慣について、たまにはじっくりと考えてみませんか?
人間の一生と宗教
階段を降りると、人生の節目と宗教との関係がテーマのフロアが広がります
人は、生まれた瞬間から宗教に基づいた儀式的なセレモニーを行います。
子供の成長を祝う節目、結婚を祝う節目、長生きを祝福する節目、そして人生を終える節目。
さまざまな宗教をまたいで観賞することで、共通する点、異なる点を自分で発見できるのが興味深いです。
アクセス
世界宗教博物館
住所:新北市永和區中山路一段236號7樓
開放時間:10:00-17:00
休館日:月曜日休館 祝日と月曜日が被る場合は開館、翌日に休館
世界宗教博物館公式HP
Youtube
世界宗教博物館の雰囲気が伝わってきます!
宗教の違いはつまり民族同士の考え方の違いでもあります。外国文化や人に触れる機会が多い方は特に、世界宗教博物館を訪れて知識を広く身につけておくとよいでしょう。
それでは、次回の台湾レポもお楽しみに!
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