当事者が語る「デミロマンティック」
性はアイデンティティ
レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー・・・
「LGBTQ+」や「セクシュアルマイノリティ」と呼ばれる分類には、さまざまな種類が存在し、現在も無数に呼び名が生まれています。
それらは厳格に区切ることができないし、区切る必要のないということを頭に入れて、わたしの記事を読んでいただければと思います。
セクシュアリティはその人物のすべてではなく、ただの要素なのです。
「性はアイデンティティ」 これが合言葉。
デミロマンティックと気づくまで
自分自身がデミロマンティックであると自認したのはつい最近のことです。
デミロマンティックは基準が曖昧で、見極めることが難しいですし、
さらにデミロマンティックは、セクシュアルマイノリティと呼ばれるものの中でもマイナーで、まだまだインターネットでも情報が少ないのが現状。
それゆえに、自分のセクシュアリティに違和感を感じ始めてから、
完全に自認するに至るまでかなりの時間を要しました。
デミロマンティックとは
デミロマンティックを定義するいくつかの参考資料をご紹介します。
(参考:JobRainbow https://jobrainbow.jp/magazine/demiromantic )
また、セットになって紹介されることの多いデミセクシュアルとともに定義されている文章を紹介します。
(参考:13歳から知っておきたいLGBT+ / アシュリー・マーデル著・須川綾子 訳)
Aセクシュアルのスペクトラム(アロマンティック・アセクシャルなど)と呼ばれる性的指向・恋愛的指向の分類の一つですね。
要するに、デミロマンティックという言葉は
「”強い感情的なきずなや信頼関係”から恋愛感情が発生する」
このような定義を持っているといえます。
わたしの中のデミロマンティック
ここからは、わたしの感覚をお話しさせていただきます。
と言っても言葉で説明するのは難しいので、以下のような図を用いて自分の感覚を説明させていただきます。
わたしの感覚からすると、自分と相手との関係性が、ある一定の基準(恋愛感情ゾーン)より深まったと感じたときに、はじめて相手に対して恋愛感情を抱く可能性が生まれます。
デミロマンティックあるある
「あれ?わたしの感覚ってみんなと違うのかな」と違和感を感じた瞬間を紹介させてください!
あなたはどのような感覚をお持ちですか?
違和感を感じた瞬間を書き留めておくと、自分自身を知ることに役立つかもしれません。
だれも取りこぼしたくない
セクシュアリティに優劣はありません。
正しい、間違い、はありません。
だれも取りこぼさずに、お互いのセクシュアリティに対して敬意をもって尊重し合える世の中になりますように。
”あなたらしいデミロマンティック”を大切にしてください。
パレットークでデミロマンティックが紹介されています!
《2020.5.31.追記》
漫画でわかるLGBTQ+ / パレットークでデミロマンティックが取り上げられていました!
すべてのセリフに共感。ぜひご覧ください!
また、パレットークさんのnoteでもデミロマンティックが取り上げられていたのでご紹介します。
とってもていねいに、簡潔な言葉でわかりやすく解説されています。
デミロマンティックについてより理解を深めたい方はぜひ!
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