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奥州平泉に行ってきたよ① ~移動とお宿とわんこそば~
中尊寺金色堂のある奥州平泉へ夏休みに二泊三日で行ってきました。
旅の第一の目的は中尊寺金色堂ですので、一番近い一ノ関に宿泊しました。一ノ関駅に止まる新幹線はやぶさが1時間に1本くらい出ているので、それをねらって上野駅を出発~。
平泉のわんこそば
新幹線を一ノ関駅で降り、東北本線で平泉駅へ移動。
平泉駅前の芭蕉庵というお店でわんこそばの昼食。
憧れのわんこそば。
わんこそばといえば
「はい、どーんどん。はい、どーんどん。」と食べるそばから次々とそばが注がれるかと思いきや、それは盛岡スタイルなんですって。
平泉スタイルのわんこそばは一気にドーーーン!と24個のお椀がやってくる。
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24椀というと迫力あるけれど、椀に入っているそばは少量なので余裕で完食できます。
この漆器のお椀は秀衡塗りと言いまして、そう、あの藤原秀衡が作らせたそうです。
秀衡塗は、平安時代末期に平泉で栄えた奥州藤原氏第3代当主・藤原秀衡が京より職人を招来し、この地方特産の漆と金をふんだんに使い、器を造らせたのが起源とされている。 また、一説には延暦年代から安倍氏により、奥州市衣川増沢地区で仏具や武具などの漆製品の製造が行われていたとされている。中でも藤原氏の時代、漆の産地として、また漆工芸の里として平泉の黄金文化を支えたとも伝えられている。
お~うGOLD!黄金の国ZIPANG!ということで、翌日、秀衡塗の箸をお土産に買いました。
移動は大変
昼食後は私待望の中尊寺へ向かいます。
実は一週間前に旅のメンバーで唯一のドライバーが行けなくなり、レンタカーができなくなりました。
以降、私はひたすらノーカーでどれだけスムーズに移動できるかをしつこく調べてましたが、結論としてはレンタカーがベストにしてオンリー。それ以外の鉄道、バス、その他のまともな移動手段はなし。です。
ガイドブックには平泉内周遊「るんるんバス」で楽々移動♪と書いてあったのですが、コロナ禍のためか、土日のみの運行に。夏休みど真ん中だろうが平日は「るんるんバス」は走ってない。
代替案としてレンタサイクルを考えていたのですが、なんと、当日の朝、大雨だっため平泉駅のレンタサイクルはお休みに。雨が降ったらお休みに。
昼からはめちゃくちゃ晴れてたんですけどねぇ。
その他、現地のバスとか使えないかなと粘って調べたものの、一切ない。
まがりなりにも世界遺産がある平泉ですが、ひたすらタクシー移動するしかありませんでしたよ。でも見どころは点在しているため、タクシー移動距離が長くてねぇ。予想以上にタクシー移動にお金がかかりましたよ。
さて中尊寺に向かう前に今回のお宿、果実の森のご紹介。
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この宿のなにが良かったって、部屋に源泉かけ流しのヒノキ内風呂&露天風呂と、お風呂が二つあること。
今回、新たに発見したのは、内風呂の魅力です。
私はそれはそれは露天風呂にありがたみを感じるタイプですが、この宿の場合は、露天風呂より内風呂が素晴らしい。
常にお湯が張ってあり水面が窓の日差しに美しく反射し、ひのきのかすかな香りが漂う内風呂。
ちょろちょろとかけ流れていく水音は
「アタイはいつでも準備オーケーよ♥」とささやいているように聞こえます。
なのでついつい
「手を洗うついでに」とか
「浴衣から洋服に着替えるついでに」とか
「トイレついでに」とか
あらゆるついでに内風呂に入ってしまうという悪魔的魅力がありました。
このお風呂が二つという部屋は一階にだけあるとのことです。もちろんその分お部屋料金もプラスになりますが、プラス料金払うべしの価値です。
さて次はいよいよ中尊寺金色堂です。