Manchester United VS Manchester City
こんにちは。
今回はプレミアリーグ第20節マンチェスターユナイテッド対マンチェスターシティのマンチェスターダービーを分析していこうと思います。
試合について
試合について、前半ではそれぞれのやりたいサッカーをできていたように感じ、後半では、ユナイテッドが流れをしっかりとものにしたなっというのが試合の感想になります。今回は前半のユナイテッドの狙いと攻撃が停滞してしまってたシティがどうすれば良かったのかを説明していこうと思います。
フォーメーション
ホームチームのユナイテッドは4−2−3−1を組んでいました。
アウェイチームのシティは4−3−3を組んでいました。
ユナイテッドの狙い
今回のユナイテッドの狙いとしては、しっかりと引いて守ると共に、ビルドアップではなるべく後ろで回し、シティの選手を引きつけ、自陣に引きつければ前線に縦パスを当て、3人目の動きで裏にボールを供給する形を取っていました。その為、自陣でのプレーが多くなっていたものの、シティに対してはマークの受け渡しがうまくいっており、また中の危険なスペースをボランチのカゼミロとフレッジがしっかりと潰せていたため、前半ではシティのシュートを一本で止めることができていました。また、攻撃に対しても縦に早い攻撃は何度も上手くいっており、再三チャンスを作り出すことに成功していました。
なぜ、シティの攻撃は停滞していたのか
なぜ、こんなにも攻撃が停滞してしまってたのかというと、グアルディオラ体制になって昨シーズンまでは、ゼロトップなどの戦略で攻撃を組んでおりましたが、今シーズンになり、1人でも点が取れる、ハーランドが加入したことが大きいと考えます。
なぜ、ハーランドの存在が攻撃の停滞になってしまっているのかというと、攻撃の最終地点の8割がハーランドになってしまっているからです。このことにより、ユナイテッドからすれば、ハーランドのパスコースを切れば、大体の攻撃を止めることが可能になります。また、これまでのシティの攻撃であったフォワードが低い位置で関わっての攻撃はまだハーランドではできないので、よりサイドの個人技や、デブライネの抜け出しやスルーパスでしか打開ができずにいたために、停滞をしていました。
今シーズンはこのようなシーンが多くあり、シティとしては思い通りに攻撃ができていない試合が多く続いていると思います。しかし、このユナイテッド戦ではハーランドの動きに変化が見られており、動きがどんどんシティの攻撃に順応しているように見えました。そのため、来シーズン完全にフィットすれば、敵なしのチームになると考えます。
最後に
試合としては、前半はそれぞれの戦術の特徴を活かした試合であり、後半は試合の流れの重要性が露骨に出た試合だった印象でした。また、まだまだ両チームとも伸び代があると感じました。これからの両チームにとても期待です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。