Loser, it's OK!(スラムダンクもナルトっていうかボルトも)
先日、スラムダンクが好きだという外国人の若い女性(アジア人)と話していたら、いつの間にかちょっと悩み相談的になっていた。
「私は自分に自信がなくて、落ち込むとなかなか立ち直れないの」と彼女。
ありきたりに励ましてみるものの、「でも、ダメなの」という反応。
それで思わず、「Loser(敗者), it's OK ! …like SLAM DUNK!」と言ってみたら、パッと顔が明るくなってホッとした(笑)。
うーん、アニメ、マンガのパワーは国境を越えてるなあ。
私は自分のことをある部分で「loser」だと思っている。もちろん、負けで人生終わるつもりはないし、この先、自分なりに「winner(勝者)」になるのだと心に強く思っている。
で、私がそういう強い気持ちを固めるきっかけになったのは、スラムダンクではなく、ナルトの息子を描いている「ボルト」のアニメーションの挿入歌「強がりLOSER」。
歌詞がいいです、ほんと。励まされる。
「強がれ!LOSER!」なんて言われちゃうと、「ハイ!!!」とか思ってしまう。根が若干体育会系ですかね(笑)
私自身にとって、こういう元気を与えてくれる歌は、フラクタル心理学でいう「修正文」代わりにもなるもの。ただ、心がある程度整っていないと、こういう歌を聴くと妙にハイになって、チャイルド全開になって変な勢いがついて、かえってよからぬことになったりしてしまうようなので、ご注意ください。
どんなものも、心の基盤が最低限整っていないと、良きものとならない。アニメ、マンガもそう。
現実に足をつけて生きている人にとって、アニメやマンガは励ましになったり、いい気分転換になったりするけど、地に足がついていない人にとっては、逃避になったり、間違いの「幼児的万能感」を冗長したりしてしまうから、諸刃の剣でもある、と私は考えています。