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ヒットするテーマの見つけ方 売れ筋と新しさの境目とは?

藤沢あゆみです。

編集Mさんとの初めての打ち合わせ。
弊社でもモテ本のような本を
と言われ、わたしは言いました。

「御社ならではの切り口にしたいです」

モテるテクニックを
モテ本とは違う切り口で。
そこで、行き着いたのが
当時、流行っていたmixiです。

mixiやってた人いる?
mixiにはコミュと呼ばれる
コミュニティがありました。

4万人が参加している
「きゅんとする瞬間が好き」
と言うコミュニティがあって
好きな人にきゅんとした瞬間の
エピソードを報告していました。

そこで、こんな提案をしました。
「彼をきゅんとさせる方法の本は
いかがでしょうか?」

そのコミュニティには
女性が男性にきゅんとした話が
書かれているだけで
きゅんとさせるテクニックが
書かれているわけではない。

きゅんとするコミュニティに
4万人もの人が集まるほど
盛り上がっているのをみて

きゅんとすることに興味を持つ人が
人がこんなにいるのか。
女性に彼をきゅんとさせるテクを
伝授したら喜ばれるかもと考え

彼をきゅんとさせる方法に
特化した企画を立てました。

自分自身や女友達の経験を聞いたり
男友達にこれってきゅんとする?
と取材を行い

きゅんとするシチュエーションを
メソッド化、かつストーリー調に
エンタメ要素のある本になりました。

新しい着眼点&テクという実績のある分野
さらには、バズっているコミュニティ要素
女子は絶対、彼をきゅんとさせる
方法を知りたいはずと言う仮説の元
この企画は生まれました。


わたしとMさんが
出版パーティーで出会っただけで
すぐに、本作りができたのには

藤沢あゆみの営業があざとかったから
だけではない、明確な背景があります。

Mさんの在崎される出版社は
ビジネス書が強く
Mさんはエース編集者として
活躍されていました。

女性書担当になり
これからは社をあげて
女性書に力を入れていこう
と言うことになったのです。

Mさんは女性書のヒットがほしい。
そこで出会ったのが
女性書でベストセラーを
出したばかりの著者・藤沢あゆみ

一方、わたしは
グループの本がベストセラーになり
ピンでもベストセラーを出したいと
渇望している著者。


2人とも、ヒットに飢えていた。
稀有な出会いだと今も思います。



mixiのコミュニティから
インスピレーションを得て
生まれた、この本の制作過程を
わたしはmixiに逐一書いていました。

そのとき、この本のことを
通称きゅん本と呼んでいたので
みんなきゅん本が生まれる過程に
興味を持ってくれていました。

ある時、mixiの読者さんから
タイトル案を募集したところ
みんなきゅん本がいい!と
盛り上がりました。

確かに、きゅん本ってかわいい
ですが、ここが運命の分かれ道。


結局、本のタイトルは
「1秒で彼を夢中にさせる本」になりました。

人がきゅんとするのは一瞬、1秒だから
きゅんとする瞬間、相手に惹かれている
実はしっかり、根拠もあります。

おかげさまでこの本は、
10万部を突破することになりますが
もしも、きゅん本だったらかわいいけど
10万部は突破していないと思います。

常に、忘れてはいけないのは

本は、自分を知らない人にも
買ってもらわないとベストセラーに
ならないと言うことです。


内輪の盛り上がりもいいけど
知らない人に響かせるためには
客観的に見て価値を感じるか
常にその視点を忘れないこと。

自分らしさと客観的視点
そのさじ加減が難しいと
言う声をいただきます。

ひとつ、コツをお伝えすると
そのメソッドを提唱しているのが
誰かわからなくても
知りたい、知ると得すると思うか
ここを考えてみてください。


最後に、あなたに質問。
何回「きゅん」と書いたでしょう?




2003−2024
藤沢あゆみ作家ストーリー

ベストセラーを生むために
やったことはまだまだあります。
明日を、どうぞお楽しみに。


藤沢あゆみ


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