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わたしも、そうなる。心を決めてくれた素敵なせっけん屋さん。

心地よくて、また行きたくなった。

せっけん工場にまた行きたくなるって変なんだけど、見学させていただいて、

“ゆるさ”がすごく生きている感じがした。

こんな施設や、会社や、空間を作りたい。

私は心のなかで笠原さんに、約束したんだ。

あのとき、お話を伺った者です。
おかげでこんな素敵な施設ができたんですよ。ありがとうございます。

っていつか伝えたい。


1代目が築いて、それを息子が継ぐ。
1代目がすごい人でも、2代目がすごいとは限らないし、どう転ぶかは分からない。
残した結果は素晴らしくても、父親としてどうかっていうのは別だしね。

でも、2代目の笠原さん、素敵な方だった。
先代にもお会いしたかったな。
ゼロから築き上げるって相当のパワフルな人だったに違いない。

私が見たのは笠原さんの一面に過ぎないし、本当のところは分からないけれど、それでも素敵な方だった。

会社っぽくなくて、家族のようにアットホームで、すごく居心地がよかった。


笠原さんのお話のなかに、こんなものがあった。

健常者の方で一緒に働いても、障害者の方とはごはんを共にしたくないという人もいるらしい。
それもいいじゃないですかね。社会でもそういうこと、ありますしね。という姿勢だった。

わたしのイメージだけれど、健常者で働いている方は、障害者の方と働くことに理解ある人を雇用として採用してるのかと思っていた。
そして、みんな仲良くみたいな暗黙のルールがあるのかと思ってたのだけど。そうではなかった。

笠原さんの姿勢は、どんな在り方もまるっと受け入れてて素敵だった。
ただ口だけで言うのとも違う、本音でそう話してる感じがしたんだ。

これこそ、色んな人が一緒で良くて、いろんな考えがあって良くて、ごちゃまぜみたいな社会を目指す上ではベースになる考え方だなと思った。
共生型グループホームとかも、そうだと思う。


以前、会社へ来ても仕事場でゴロゴロ寝ていただけの障害の方がいたという。それが10年くらいした時から、急にせっけんのお仕事に取り掛かるようになったのだと。

そして、わたしが見学へ来た時もその方はお仕事をされていた。

わざわざ来ても10年間寝ているだけ、スタッフも、そして親御さんも、周りの受容が素晴らしいなと思う。

これが一般的な会社だったら、障害者雇用をしていても、10年は待てないだろうし、どこかで辞めていたんじゃないかな。

彼が仮に20年寝ていただけでも許容していたのだろうか、とか考えてしまうけれど。
それでもここにいていいんだよ、という許容力の深さがあれば、やっぱりある時から仕事を始めてしまうんじゃないかと思った。

そんななかで、国から障害者雇用の補助金を貰わずに、今日まで会社としてされていることに、本当に胸を打たれた。

障害の方でも色んな人がいるけれど、何かがきっかけでパニックを起こしたり、つまり窓が割れるとか、ものが壊れるという場面も少なくないらしい。

そうすると、仕事が回らないことはないんですか?と聞くと、それは健常者の方に補ってもらっている、と。

パニックになっても、他のスタッフの方が、こうやるとこの子は落ち着くとか、その術を熟知しているらしい。

いいか悪いか、みんな辞めたがらないから、新しい方はあまり入ってこないとおっしゃっていた。それでも、一昨年に1人入られたみたいだ。


他にも書きたいことはたくさんあるけれど、今日はここまで。

本当にこの会社にたくさん儲けてほしいと思った。こんな応援したくなる取り組みをしていきたいな。


ねば塾せっけん、わたしも5年くらい愛用していて、全身まるっとこれで洗ってる。旦那も子どもも、みんな一緒。
自然派にも、アレルギー持ちさんにも、いいのよ。品質が高くて、価格も控えめ。
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