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それ間違ってるかも!やりがちな不正解スキンケア4選

こんにちは
美容皮膚科ナースのあゆみです(*'ω'*)
普段は美容皮膚科で働いています!
noteでは患者さんや友達に聞かれることを、より詳しく解説しています

Instagramでは日常思ったこと、YouTubeでは看護師の働き方について動画を上げています。
ぜひご覧ください\(^^)/

よろしくお願いします!!
前回から始まった乾燥肌特集!

1.乾燥肌はなぜおこるのか
2.間違った乾燥肌ケア
3.正しい乾燥肌ケア
4.乾燥肌を克服するインナーケア

今回は間違った乾燥肌ケアについてです(^^)/
・湿しているのに、なかなか肌がしっとりしない
・クリームを塗るとべたべたするだけで肌に浸透している気がしない・・・
・肌が乾燥していて、化粧ノリが悪い・・・

こんな経験はありませんか?
あなたがやっている保湿は不十分かも?しかも、間違ったことをしているかもしれません!
今日は間違えた乾燥肌ケアを徹底的に説明するので、あなたのスキンケアが正しかったのか確認しましょう(^^)/

1.化粧水で保湿は終了
2.汚れを落としたいから洗顔をしっかりやる
3.ヒアルロン酸高濃度配合の商品に目がない
4.リキッドファンデで肌荒れをがっつりカバーする

上記のどれかに当てはまりますか?
はい、実はこれ、全部間違えです!!
1つずつ説明していきますね!(^^)!

1.化粧水で保湿は終了


化粧水はセラミドが配合できないので、十分な保湿になりません!
化粧水は水がもとになっていますが、保湿成分のほとんどは脂溶性といって、油に溶けるものが多いです!なので、化粧水中には保湿成分が配合できないのです( ;∀;)
保湿力抜群なのはセラミド成分です!!前回の記事でお話した、角質細胞と角質細胞の間を埋め尽くしているのがセラミドです!!下の図を参考にしてください。

セラミド多い

セラミドも脂溶性の成分なので、化粧水には配合されていないんです!
次回の正しいスキンケア編で詳しく説明しますが、スキンケア商品を選ぶときはセラミドが配合されているかをよくよく見ましょう!

では、化粧水は何のためにあるのでしょうか。化粧水は水分自体を補うものです。また、化粧水だから配合できるものもあります!化粧水に配合する有効成分は保湿以外の目的で使いますので、詳細は別記事でお話ししますね(^^)/

2.汚れを落としたいから洗顔をしっかりやる


ゴシゴシする摩擦で皮膚が乾燥する原因になります!
洗顔に含まれる合成界面活性剤は必要な皮脂やセラミドを洗い流してしまいます!

上記2つのポイントがあります!!
毛穴の中の汚れをごっそり落としたいからと、洗顔をゴシゴシ、長い時間をかけてやっていませんか?この摩擦こそが、乾燥の原因!摩擦が刺激となり、角質層が厚くなろうとしてしまいます。角質層が厚くなると、ゴワゴワお肌になっちゃいます( ;∀;)

また、長い時間洗っていると、必要な皮脂やセラミドが洗い流されてしまいます。洗浄力の高い洗顔料には強い界面活性剤が含まれているんです!ここで界面活性剤について説明しますね(^^)/

界面活性剤とは水と油をつなぐ役割をしているものです。水の中にサラダ油を落としても、油だけ浮いているはずです。フライパンの油汚れを落とすときに何を使いますか?洗剤ですよね。洗剤が界面活性剤です!!

界面活性剤

洗浄

界面活性剤のもう一つの役割が乳化です!化粧品でクリームタイプのものには水溶性の成分と脂溶性の成分を混ぜるために乳化剤(界面活性剤)が入っています!界面活性剤はわたしたちの生活になくてはならないものなんですね!

乳化

では界面活性剤の何が悪いのか。界面活性剤のなかでも、合成界面活性剤は洗浄力が強く、皮脂を余計に落としてしまったり、大切なセラミドを洗い流してしまうと言われています( ;∀;)セラミドが洗い流されてしまうと、皮膚のバリア機能や保湿力が失われ、乾燥してしまうのです!!長時間洗顔料が顔にのっていることで、そのリスクは高くなります!洗いあがりに皮膚がつっぱる、カサカサするときは、洗いすぎかもしれません!

3.ヒアルロン酸高濃度配合の商品に目がない


注目すべきなのはヒアルロン酸ではなく、セラミドです!!
スキンケア商品にはよく書いてある『ヒアルロン酸』保湿にいい気がしますよね!!もちろんヒアルロン酸も保湿成分ではあります。しかし、ヒアルロン酸とセラミドを比べたときに、保湿力が高いのはセラミドです!!ヒアルロン酸は水分を抱え込むタイプ、セラミドは水分を挟み込むタイプと言われています。下記絵参照。

セラミド

ヒアルロン酸

セラミドの保湿力恐るべし!!ヒアルロン酸配合はいいことですが、もっと注目しなければならないのはセラミドだったんです!ヒアルロン酸配合=保湿力が高い!という認識は変えましょう!ヒアルロン酸が意味ないわけではないですが、あなたの肌を潤すには力不足かもしれません。

4.リキッドファンデで肌荒れをがっつりカバーする


リキッドファンデーションは肌荒れを悪化させます!!
リキッドファンデーションはカバー力が高く、肌が汚いと厚塗りしてしまう気持ちはよくわかります。クリームっぽいものには界面活性剤が入っているのを覚えていますか?ファンデーションにも入っています( ;∀;)

そのため、肌荒れをカバーしようと厚塗りしているファンデーションでお肌にダメージになります。さらに、その厚化粧を落とすためのクレンジングにも界面活性剤が入っています。厚化粧はそれなりに強いクレンジングじゃないと落とせないですよね?お肌はどんどんセラミドを失い、乾燥していきます!まさに不のスパイラル!!!

ではどうすればいいか、肌荒れしているときは可能であればルースパウダーのみが望ましいです。ワセリンを塗り、その上からルースパウダーを薄くのせる!これが肌に優しいケアです。ただ、どうしてもカバーしたいというときはポイントでコンシーラーを使うか、パウダーファンデーションを使用しましょう(^^)/

まとめ


化粧水はセラミドが配合できないので、十分な保湿になりません!
ゴシゴシする摩擦で皮膚が乾燥する原因になります!
洗顔に含まれる合成界面活性剤は必要な皮脂やセラミドを洗い流してしまいます!
注目すべきなのはヒアルロン酸ではなく、セラミドです!!
リキッドファンデーションは肌荒れを悪化させます!!


あなたはいくつ当てはまっていましたか?
間違っていたやり方を変えて、潤いたっぷりなお肌になりましょう(*'ω'*)
次回は正しいスキンケアをご紹介します!!
お楽しみに~~~

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