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2024年2月~ 独身女35歳になる前の卵子凍結記録 ⑬ 自治体補助:助成金額と保管期間について

こんにちは。
本記事では自治体が行っている社会的卵子凍結について書いていきます。
2024年2月に卵子凍結を検討しだした頃は、東京都しかありませんでしたが
現在は、山梨県・大阪府池田市も実施を決定している様です。
↓卵子凍結検討開始したころの記録

助成金実施自治体

東京都:2023年~

2023年に引き続き2024年の継続も確定されました。
卵子凍結に最大20万円、その後保管費用は年間2万円、最大5年間まで。

日本全国で合計特殊出生率最下位、しかも1.00を割ってしまった東京都。
仕事は地方よりも都会の方がやはり豊富でありますが、
東京都は共働き率はなんと全国最下位でした。
その反面、非既婚者女性の割合が多いとも考えられるのかなと分析します。


山梨県:2024年2月発表

県内の病院で行った場合に卵子凍結に最大20万円、とあり生涯2回の助成制度の様です。
さらに凍結した卵子を使用し受精卵を子宮に戻す際にも助成金の支給とされている様です。
来年度からとのことなので2025年からですね。

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20240306/2000082527.html

大阪府池田市:2024年9月発表

卵子凍結にかかる費用最大、20万円
さらに保管費用を毎年2万円まで、最大5年間
発表は、2024年9月でしたが2024年4月1日以降に行った方も所定必要書類や条件、申請をすれば適用となる様です。
スピーディーですね。

助成金の金額

卵子凍結に対する補助金は、東京都、山梨県、大阪府池田市ともに
20万円。
ホルモン剤や血液検査、初診・再診料等を除いた
採卵と凍結処置費用のみに金額をみると20万円前後だと思いますので
各自治体もそちらを調べて根拠にされているのかなと感じました。

助成金で足りるのか

すべての費用をまかなうことはできないけれど、
20万円あるのはありがたいし
これがあれば自費が20-30万円になるので50-60万のインパクトと比較すると先のためにやっておこうかな、と思う方々が増えると思います。

一方で、補助金があっても支出は大きいのでこれもまた収入や個々の状況によってはそれでも金銭的に難しいパターンも必ずあると思います。
金銭的にできる人、できない人で格差が生まれてしまう状況は否定できません。
自己注射の費用などだけでも保険が効くといいのですが、、、

卵子凍結をすること自体は推奨されるのか

助成制度があるからといって、高齢出産を促進するリスク危惧する声もあります。
卵子は若く凍結したとしても、母体の年齢は年々重なりますし高齢出産のリスク(早産、妊娠高血圧症候群や前置胎盤など発症する可能性が高まる)は止まるわけではありません。
そして出産し、そしてその後の子育てには体力が必要。
そのため誰もが自由にできるようになってもよくないのかもしれません。

自由診療のため、希望をすれば診察の上全額自費で施術が受けられますが
今後この点も引き続き議論されていくのではないかと思います。

卵子凍結保管期間補助金(5年間)

保管費用については凍結する個数や、病院で保管するのか、専門機関で保管するのかでかなりかわってくるので一概には言えませんが
最大補助期間年間というのは、高齢出産のリスクを避けることにもひとつの抑止力のような気もしました。

例えば、私の様に34-35歳で凍結して補助金が5年までだから40歳までの妊娠を目指す、という動機付けにもなります。

一方ですぐには無理だから、今後の選択肢を残しておく。ということで
いつにという目標はないので一旦5年後にパートナーもおらず
今後の妊娠をどう考えるのか。一つのマイルストーンにもなると思います。

自分の状況をもって考えますが、私ぐらいの年齢で今はタイミングではないけどこの先に家庭を築きたい、子どもを授かりたいと考えている方々にとっては40歳は一つの区切りになると思います。
そして、まだ30代前半の方には35歳が一つの区切りかと思います。

相手と出会えていない、ということもありますし
仕事の都合や、やりたいことがあり今はこれらを優先したい。
いろいろな事情があります。
いつか、どこかの時点で向き合う瞬間は必要かと考えます。自分が後で後悔しないためにも。

まとめ

卵子凍結をした身として、やって正解だったかやらなくてもよかったか
それはこの先の自分がどういう生活をしているかがわからないので
今はわかりません。
ですが、今はまだ子どもが欲しい。40歳前後で第一子を、第二子も授かりたいと考えているのでこの先に卵子を凍結しておいたことによって
妊活に役に立つかもしれないと思い凍結しました。
1人は自然妊娠できても、2人目は難しいかもしれませんから。

この先どのようなメリットとデメリットが出てくるかわかりませんが
私は自分で納得して選択し、幸い費用も払える状況にあったのでできました。
卵子凍結を考えたことにより、自分自身とも向き合い、独身の今これからどうしていきたいのか改めて考えるきっかけにもなりました。

安易にだれにでも推奨できるものではないと考えていますが、誰もが納得し、自由に選択できる一つの方法になればよいなと思います。



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