失恋がトラウマになっていた ⑤ 嫌いになって、恨めた方が楽。思い出が苦しい。

なかなかブログとか続かない人なんですが、今は書きたくてたまらない。
自分の内にとめておくのがしんどい、そして書く気力とモチベーションがあるのはすごくいいことだと思うし、なんだかんだで私は元気で
未来を向いて進んでいるのだと思います！

1年前に書いた記事を読み返す。このときすでに相手には結婚前提に付き合っている彼女がいたのであれば、結婚前提でなくとも彼女がいたならなんて自分は愚かなんだろう。

なぜ嫌いになれた方が、恨めた方が楽か。

自分は悪くない、騙された、不誠実な対応をされた、都合のよいように扱われただけだった。
すべて彼のせいにして、自分の自己肯定感を落とすことなく
腹が立つ、むかつく、最悪、最低のクズ男。二度と関わりたくない敵。

こう思って自分は悪くない、自分が適当に扱われる価値のない人間ではない、自分がきもいからではない。

こう思えたと思う。復讐の一つでもしてやるか
これ以上時間も労力もとられたくないと思うか、どれかですっぱり切れていたと思います。

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なぜ嫌いになれないか：良い思い出もあったし、自分が悪いと思う

たしかに良い思い出もあった。たとえ彼にとって一時的な楽しみで、その時限りのことであったとしても
人と触れ合うこと、一緒に時間を過ごすこと、一緒にご飯を作って食べること、一緒に旅行に行くこと、いろんな話をすること、抱きしめれること
休日何もしないでごろごろしたり、いちゃこらしたり。

人と一緒に過ごすことの心の充足感や、仕事が本当に大変なときでも
家で一緒に過ごしていれば一人でいるより翌日への不安やハラハラが忘れられるときがあること。

こういうのを経験させて、気づかせてくれたのも彼。
偽りであったとしても。

それをいつの間にか沼にはまって、彼は私と一緒にいたいと思ってくれているかもしれない？と思いたくて、いつか、いつか、、、と信じたい自分がいたのが悪い。
元々彼にとってはそんな存在でななかったのだし、
彼にとって私にはそんな価値はなくて、ただ面倒なこと言わず楽しいことができる相手だったから一緒にいただけ。

それに気づいていたはずなのに、初めての経験・感情に勝手に信じたいを思った自分が愚かであっただけ。
最初からわかっていたのに、ちゃんとしなかった自分が悪い。

たとえ、同じ会社で海外で日本人が自分と彼を入れて３人しかいない状況で
断ったら気まずいかも。と思って本当はその当時は全然彼には興味がなかったのに、そんな感情とまだ体験したことのないことに直面してちゃんとできなかった自分が悪い。
経験値が少ないがためなのかわからないけど、違和感・疑問・本当のところには目をつむって自分の『こうだったらいいのにな』を勝手に心の奥底で捨てきれなかった自分が悪い。

明らかに、雑に扱われている場面は確かにあったし、私もそのときはイライラしていたのにたぶん、
『物わかりの良い人、めんどくさくない人、さばさばな人、自立した人』でいたくて、女々しい自分にはなりたくなくて
大丈夫なふりをしていたのだと思う。

良い思い出がすべて苦しい。

今でもふと思い出すし、あれが全部嘘だったと思うと本当に苦しい。
自分だけだったみたいで恥ずかしい。ばかやろう。
なんで好きでもない人に、一時的な遊び相手にあんなことができるんだろう。怖い。
心から信じていたわけではないし、いつも心のどこかで疑いながらでもあったけど、でもなんであんなことできたん？
本当に嘘と演技の上手な人だ。

お鍋をしたり、パスタを作ってくれたり、私がつくったパンプキンスープやラタトゥイユをとても褒めておいしいと言ってくれたり
私が日本に帰って、彼が一時帰国していて
私の誕生日の日には、何気に私の仕事終わりを待っていてくれてアップルパイを買ってくれていて。
会った日の後には今日はありがとう、楽しかった！と毎回ＬＩＮＥくれたり。
あれはなんだったんだろう。
一度ぐらいちゃんと心から信用して、手をつないだり、遊びなんだろうなと思わないでちゃんと疑いのない心で接してみたかったなぁ。

疑いのない心で純粋に一緒にいる時間を楽しんでみたかったし、
疑いのない心で接せられてたら、私ももう少し自分に卑屈にならずに明るい自分でありのままで自分で接せられたたんだろうか。私が大好きな友人たちと接するように。

（まぁ。それがそもそも相手からは友達としてすら見られてない、一時的な道具にすぎなかったのだから無理な話なんだけど笑）

今は奥さんと一緒にご飯つくって、食べて、手をつないだり、抱いたりするんだろうなぁ。私にした遊び相手にじゃなくて壊れ物でも扱うかのように、丁重に。

早く忘れたいし、今後もずっと思い出すことがある度に自分には価値がないこと、勘違いするなって思い知らされて苦しい気持ちになるんだろうなぁ。

恨んで、大嫌いになって、もう記憶の片隅にも残らないほど記憶を抹消できたらいいのに。

いつまでも、いつまでも引きずられる自分はどうしようもないし
こういうの『重い』・『痛い』・『キモい』・『執着してる』っていうんだろうなぁ。